大喜利に必要な能力とは
日曜日の長寿番組と言えば、笑点です。
その中でも大喜利のコーナーは大変な人気といっていいでしょう。
そもそも大喜利とは何ぞや?
大喜利というと、だいたいどんなものなのか、なんとなくはわかると思いますが、それじゃきちんと説明してくれと言われると結構難しいかもしれません。
駄洒落でもなければ、ギャグでもなければ、コントでもない。もちろん、小咄でも落語でもない。
「大喜利とは・・・」で答えるならば、落語家やお笑い芸人たちが、出されたさまざまなお題に対して、面白い答えを出し合って、その笑いのセンスを競うものということになるでしょう。
大喜利のジャンルの中には,、「助っ人外国人とかけまして、年賀状とときます。 その心は、どちらも”たより”にしています!」みたいな「なぞかけ」であったり、「あいうえお作文」であったり、川柳であったり、いろいろです。
大喜利というのは、歌舞伎の芝居でその日の最後の演目を意味する「大切(おおぎり)」に由来しています。
それでは、「切り」とは何かというと、「ピンからキリまで」の「キリ」で、最後という意味があります。
昔、落語家などが落語をした後、観客へのサービスとして、「なぞかけ」などのお題を観客からもらって、その場で答えていた、つまり最後に行われていたサービスという意味合いがあったそうです。
しかし、「切り」という字が忌み嫌われ、縁起を担いで「客も喜び、演者も利を得る」ということから、「喜利」となりました。
あなたの大喜利力は?
何かお題をもらって、それで大喜利をやると、ぽんぽんといくつも答えを出す人、考えても考えてもなかなかいい答えが見つからない人、いろいろだと思います。
すぐにいい答えが出てこなかった人も、悲観することはありません。
別にプロの落語家やお笑い芸人になるのでなければ、大喜利なんかできても、ちょっと学校や会社で、「おまえ! またなんか面白いこと言ってみろよ!」とオモチャにされるだけですからw
大喜利に必要な能力とは
発想力
大喜利に必要な能力って何だろうって思ったとき、一番最初にでてくるのがこの発想力ではないでしょうか。
面白いことを発想する力がなければ、面白いものは生み出せないというのは、ごもっともな話です。
幅広い発想ができる人、たくさんの発想の引き出しを持っている人ほど、斬新な答えを出せたり、多くの答えを出すことができます。
表現力
面白いことを発想できても、それを上手く伝える力がないと、面白さも半減してしまいます。
同じような内容のことを言っても、ちょっと言葉の順を逆にしたり、言い方を変えたりするだけで面白みが倍増することもあります。
解決力
発想力がある人は、いろいろな答えが瞬時に思いついたりするでしょう。しかし、どんな天才だったとしても、その全てが面白いわけではないと思います。そんなとき、より面白いものを選択する能力というのも大切です。
疑問力
お題を作る時はもちろん、答えを考えるときも、常識をそのまま常識で言ってもそれは「あたりまえやん!」となるだけです。
いかに、常識を知った上で、それをあえて崩したり、常識を疑うようなことをするところが大切な能力になります。