自宅で簡単に作れる、人や環境に優しく蚊に厳しい虫除けスプレー
これから暑くなってくると、ますます虫の活動が活発になってきます。
食卓を我がもの顔で飛び回るハエもウザイですが、もっと嫌らしいのは蚊です。夜、近くを飛ばれるとうるさいし、人の血を吸い、吸われると痒くなり、デング熱なども媒介します。
昔から人々を悩ませてきた蚊
蚊は昔から人々を悩ましてきました。
『世の中に蚊ほどうるさきものはなし ぶんぶといふて夜も寝られず』
文字通り、世の中に、蚊ほどうるさいものはない。ブンブンと飛びまわり夜も眠れない。という意味ですが、ブンブンと文武がかけられていて、文武を奨励する松平定信の寛政改革を皮肉る狂歌になっています。
蚊に刺されたくない人は忌避剤(虫除けスプレー)を
蚊を退治しようとなると、ベープマットや蚊取り線香などを連想する人もいますが、蚊に刺されたくないという発想にすると、やはり忌避剤(虫除けスプレー)が第一候補になるのではないでしょうか。
しかし、いざとなったときに、家に虫除けスプレーがない!ということもあるかと思います。
そんな時に、自然素材から作る地球にもやさしく、家で簡単に作れる虫除けスプレーをご紹介します。
家で簡単にできる自然素材で作る人に優しく蚊に厳しい虫除けスプレー
用意するもの
無水エタノール 25mL
精製水 25mL
アロマオイル (レモンユーカリ、和ハッカ) 合わせて10~20滴
無水エタノールや精製水は薬局で購入できますし、面倒くさいというのであれば、消毒用エタノールや水道水で代用してしまって良いでしょう。
アロマオイルですが、レモンユーカリや和ハッカにこだわらなくても、虫除け効果があるシトロネラや真正ラベンダーなどでも良いでしょう。
作り方
容器にアロマオイルを1滴ずつたらし、そこに無水エタノールを入れます。
そこに精製水を静かに注いで、良くかき混ぜて完成です。
使い方
できれば、最近は香水用に小さなスプレー式の容器が販売されているので、そうしたものがあれば、そこに入れ、散歩などに出かける前に使うと良いでしょう。
斜め上の空中にシュッと吹きかけたあと、その下に移動して落ちてくるミストを体につけるという感じで十分効果があります。
虫除けになるいろいろなハーブ
虫除けになるハーブは、何もレモンユーカリや和ハッカだけではありません。
ゼラニウムにお消臭・殺菌・虫除けの効果があります。また、野草の中にも、ドクダミ、ヨモギ、アカザといった虫除け効果をもつものもあります。