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リオ五輪、難民選手団にみる、オリンピックのあるべき姿とは

リオデジャネイロオリンピックが始まりました。
南米で初めて開催されるオリンピックとして206カ国の国と地域の選手たちが、旗手を先頭に行進し、五輪が開催された。

各国の選手団が国歌の国旗を先頭に入場する姿は、ひねくれた見方をすると、異様というか滑稽にうつった
言い方は悪いが、これじゃ、「国別対抗運動会」だ。

あまりにも滑稽なので、ちょっとひねくって五輪の説明をしてみた。

オリンピックとは?(皮肉たっぷりに)

国別対抗運動会・陸上

トラックなどを駆けっこして、速い人を決める。
速く走れた人は、ご褒美として、表彰台という台に上ることができ、特に一番だった人は、その中でも一番高い台に乗ることができる。
そして、校歌、あっ! いやいや失礼、国歌を歌うことができるという特典が与えられる。

日本のゆとり世代の子どもにとっては、信じられない光景であり、質問をしています。
「運動会って、みんなで走って、みんな一等賞もらえるんじゃないの? 何で競争してるの? これって平等じゃないよね。。。」

子どもだけじゃありません。運動嫌いのメタボの大人は、次のように言っています。
「バカみたい。古代ギリシャならわかるよ。でも、今はジェット機だって、新幹線だってあるし、高速道路もある。それに自転車に乗れば、結構速く走れるんだし、そんなわざわざ走る速さ競わなくたっていいんじゃないの?」

それを脇で聞いていた寅さんが一言
「青年、それを言っちゃぁ~ おしまいよw」

国別対抗運動会・水泳

横着な大人が一言
「・・・ 何もプールで一生懸命泳がなくても・・・。向こうサイドに行きたいんだったら、プールサイド走ったほうが早くつけるよ。」

世界水泳とかあるのに、あえて五輪で競わなくてもというような気もします。

世界選手権があるのに、五輪は必要か?

毎年、世界選手権があるのに、他の競技を一緒になって五輪をする必要があるだろうか?
その旅に、開催都市にいろいろな施設をつくり、負担を強いるようなオリンピックは今すぐにでもやめるべきです。

ある調査によると、リオ五輪の場合、ブラジルの人々の半数は、リオ五輪に反対していて、6割を超える人々は、五輪は恩恵よりも害をもたらすものだと考えていることがわかっています。

開催都市の市民から支持されていないものを無理矢理やる必要があるだろうか。

それこそ、五輪は毎回、ギリシャに敬意をはらってアテネで開催すれば、世界各地に無用な建築物を作らなくてすむし、それこそ地球にやさしいといえるでしょう。

リオ五輪で話題となっている難民選手団が五輪の原点では

リオ五輪では、初めて難民選手団が結成されて、入場行進でもラストをつとめるブラジルの選手団の前、206番目に入場しました。
難民選手団には、シリアとアフリカの3カ国出身を合わせて10人の選手がいます。

次のオリンピック憲章をよく思い出してほしい。

オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競ではない。大会にはNOC が選抜し、IOC から参加登録申請を認められた選手が集う。
選手は関係IF の技術面での指導のもとに競技する。

国家間の競ではないと言っておきながら、国旗もっての入場行進、金メダリストの表彰式に国歌が流れるなど、愛国心をいたずらに煽るようなことをやっている。
こんなことは今すぐやめたらどうだろうか。

こんなことをするから、いろいろな国の愛国主義者が、より他国に対して敵対心を燃やしたりしてしまうのではないだろうか。
そして、国家間の政治の道具にも使われてしまうのではないだろうか。

団体競技はある程度仕方がないのかもしれませんが、個人競技はいい加減、国別の応援とかはやめてみてはどうだろうか。
すばらしい成績を残した人、すばらしい演技をした人、どこの国かなんて関係なく応援するというのが本来のあるべき姿ではないだろうかと思うのです。