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イチローから学ぶビジネスに対する姿勢、ピンチから逃げない!

メジャー3000本安打にあと1本となりリーチがかかったイチロー
そんなイチローにはいろいろなエピソードや武勇伝がありますが、イチローが一流だという所以がわかるようなエピソードがあるので紹介します。

メジャー1年目で味わった試練

イチローは、日本でももちろん、米国でも首位打者のタイトルを獲得するなど、安打製造器として有名ですが、イチローはメジャー1年目に痛烈な洗礼を受けています。

その洗礼というのはデッドボールです。相手ピッチャーの投げたストレートがイチローの頭部に向かって飛んできたのです。144km/時の速球で、ボールはイチローのヘルメットを直撃しました。
球場は一瞬静まり帰り、マリナーズのベンチからはピネラ監督やトレーナー陣が飛び出して、一時騒然となりました。

クールであった一流

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このときイチローは自ら大丈夫だということを伝えて、何もなかったように一塁ベースへの向かいました。
イチローはデッドボールの衝撃を和らげるような上手いよけ方をしていたのです。

四死球が多いというのは、強打者や好打者の勲章でもありますが、そのよけ方も上手く、これだけでもイチローは一流の選手ということが言えますが、イチローのもっとすごい所は、次の打席に出ていました。

頭にあたったデッドボールはすごい恐怖心があるものです。しかし、イチローはその後の打席で、腰が引けるどころか、きっちりと二塁打を打っているのです。ひるむどころか、いつも以上にボールに向かっていったと言われています。

弱気になって逃げれば、敵につけ込まれるだけ

日本のオリックス時代でも、デットボールに対して、腰が引けたらバッターとしては失格ですからといって、デッドボールを受けた次の打席では、さらにもっとホームベースに近づいて打席に立ったこともありました。

イチローの持論としては、恐怖を感じても、それでへっぴり腰になっているようでは、相手はますます攻撃をしかけてくると言います。
相手の投手に胸元スレスレのビーンボールを投げられても、その投手をしっかりにらみ返すぐらいの度胸があってこそ一流打者で、もし、すごく恐怖感があったとしても、態度では堂々として、相手を逆に威嚇するぐらいでないと、相手につけ込まれるというのです。
相手に弱みは見せないというのです。

ビジネスの世界でも役に立つ、デッドボールの次の打席でのイチロー

こうしたデッドボールに対するイチローの考え方は、ビジネスの世界にも役に立ちます。

仕事をしていると、いろいろと文句を言われたり、陰口をたたかれたりすることもあるであるでしょう。

特に、仕事ができるようになってくると、ちょっとここらへんでアイツを叩いておかないとなんてこともありえます。
陰口をたたかれたり、叱られたりといったことは、それだけ一人前になったと認められてきている裏返しかもしれません。

そんなとき、1回怒られたぐらいで、弱気になって消極的になったり、陰口をたたかれたぐらいで悩んでしまったりしていたのでは話になりません。
イチローのように、つねに向かっていく、チャレンジャーであるべきでしょう。

もちろんリスクヘッジとして、イチローがデッドボールの瞬間、衝撃を和らげるように、リスクに対しての備えというものも大切なのでしょう。

そして、ピンチに対して、あるいは恐怖に対して、決して逃げない、向かっていくという対応こそが、ビジネスでのピンチを打開してくのでかもしれません。