iPhone7の発売に先立ち市場の先行獲得を狙ったサムスンのブランド、地に落ちる
韓国のサムスンがやってくれた。
バッテリーが充電中に爆発!?
バッテリーが充電中に爆発したのは、韓国サムスン電子の最新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」だ。
インターネットに投稿された、真っ黒に焦げている「ギャラクシーノート7」の映像や動画。
動かぬ証拠をつきつけられた形で、既に韓国サムスン電子は欠陥があったことを認め、約250万台をリコールすると発表し、無料の回収や修理に追われている。
実は、9月上旬にも米国のアップル社がiPhoneの新機種を発表するとみられていた中、既に250万台が販売されている。
日本ではまだ発売されておらず、発売時期は未定となっている。
「ギャラクシーノート7」の売りはココだった
日本では発売されておらず、リコールとなってしまった「ギャラクシーノート7」であるが、次のようなところが売りとなっていた。
*センサーで使用者の瞳の虹彩の模様を読みとり、画面のロックを解除する個人情報保護機能
*5.7インチの大型ディスプレーに防水・防じん機能を備えた。
*細かい操作に使うタッチペンを付属。
*大容量で充電速度が速いバッテリー搭載
アップル社がiPhoneの新機種を発表する前の先行市場狙いは大失敗
「ギャラクシーノート7」は8月2日には、ニューヨークでお披露目し、8月19日に発馬され、韓国や米国・カナダなどですでに販売されている。
アップル社のiPhone新機種が出てくる前の先行市場狙いは、失敗した形になってしまった。
どこが悪いのか? 組み立て工場は中国?
爆発したという問題のバッテリーは、大容量で充電速度が速いということが売りであったようであるが、サムスンSDIの製品で、中国の工場で組み立てられていたらしいことがわかっている。
韓国を代表するリーディングカンパニーだけに、韓国経済にも痛手
韓国サムスン電子というと、韓国の超大手企業であり、米国アップル社がiPhone発表直前というタイミングは、最悪といっていいでしょう。
さらに韓国サムスン電子は、アップル社だけでなく、最近では中国の新興メーカーの攻勢を受けて、厳しい状況だった。
いわば、「ギャラクシーノート7」は韓国サムスン電子のモバイル事業立て直しの切り札として期待されていだだけに、ショックも大きい。
朴槿恵大統領が舵取りする韓国経済にも大きな打撃になることは間違いない。
韓国サムスン電子は、時期が時期というのもあり、素早い対応でリコールに踏み切った。
今後、韓国サムスン電子が、いかに信頼を取り戻せるかがカギとなっていくでしょう。