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東南アジアでも拡がるジカ熱、日本は大丈夫?


リオ五輪で話題になったジカ熱であるが、ジカ熱の問題は、何も南米ブラジルにかぎったことではない。
もちろん南米で流行しているのですが、東南アジアのシンガポールやタイなどでも広がりはじめています。

ブラジルだけじゃない、東南アジアで流行するジカ熱

東南アジアでの感染者数は計200人を越えている。
妊婦が感染すると子供の小頭症の原因になるとされているジカ熱ですが、二本では、妊婦の渡航を自粛するように要請しています。
在留邦人や日系企業もジカ熱に対して警戒を強めていると言われています。


シンガポールでジカ熱の集団感染

シンガポールでは、集団感染が確認されて、感染者数は150人を越えていると言われています。
感染者数の多くは同じ地区に住居や職場がある人であり、シンガポールの保健相が蚊を駆除する対象地域を拡大するとの考えを示しています。
シンガポールは、面積が東京23区ぐらいに大きさの国で、そこに約560万人が暮らしている。さすがに東京23区ほどではないが、それに匹敵するぐらいの人口過密地域で、ジカ熱感染の拡大が懸念されています。

タイにも広がるジカ熱の脅威

体では、2012年に初めてジカ熱の感染が認められているが、今まではそれでも年間5人程度の感染者数に留まっていました。
ところが、2016年に入ると、前半だけで100人近い人が感染しているのが確認されています。

多くの国でジカ熱感染が見られる東南アジア

バングラデシュ、タイ、カンボジア、マレーシア、シンガポールインドネシア、フィリピン、ラオスベトナムと、ジカ熱感染が報告されていて、東南アジアでもジカ熱の拡大傾向が見られています。

日系企業に対する影響も大きい

東南アジアに拠点をもつ日系企業も多いが、たとえば、その中でも在留邦人が多いとされているタイでは、在留邦人の数は約6万7000人にものぼっているといわれていますが、その中には、妊婦さんもいて、首都バンコクの病院で出産する人も多いといいます。
実際、現地ではあまり情報が伝わっていないらしく、タイ政府からは情報がなかったので、タイでジカ熱感染者が100人近くいたことを知らなかった人もいます。

またリオ五輪により、感染が世界各地に拡大しているとみる声もあります。

日本は大丈夫?

日本が大丈夫というような保証はありません。
実際に、デング熱の感染者も出ているわけですし、日本でもジカ熱の感染者が出る可能性は否定できません。
一番大切なのは、まず海外からウイルスを国内に持ち込まないことになります。
そのためには何をしたら良いかといいますと、ジカ熱の流行地域に旅行する人は現地で蚊にさされないように気をつけることです。
とはいっても、難しい問題もあるでしょう。
もし感染してしまった場合も、すぐに診断をされて国内で蚊にさされないようにすれば、流行には繋がりませんので、帰国後に何か症状があればすぐに病院を受診することが大切になってきます。