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落ち鮎のシーズン、アユ釣り・おいしい食べ方・栄養

清流に生息し、鮎がいる川は綺麗と言われますが、鮎のいろいろな習性を利用した釣りがあります。

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鮎の習性を利用した友釣りとやな漁

鮎は非常に縄張り意識が高いのですが、これを利用したのが鮎の友釣りと言われる有名な方法です。鮎がいる縄張り内に、オトリの鮎に掛針を仕掛けて進入させ、これに対して進入した無法者の鮎を追い払おうとして体当たりしたところ、鮎が仕掛けの掛針に引っかかるというものです。進入した鮎に対して、腹に体当たりした鮎が、突撃した後に反転する際、尾ひれあたりに設定された掛針にかかってしまいます。
また鮎は産卵時期になると海に下る習性があります。この鮎の習性を利用して川に木や竹で作ったすのこ状の仕掛け(やな)をつくり打ち上げられた鮎を取るのがやな漁です。大雨のタイミング一番が動くため、雨上がりの早朝が一番よくとれるようです。

鮎のおいしい食べ方

鮎の塩焼き

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なんといっても、鮎料理の定番といえば、鮎の塩焼きをおいてほかにないでしょう。
腹を押さえてフンを除いて、軽く水洗いをして体の表面のぬめりを取ります。あとは水気を拭き取って串を入れ、全体に塩を振りかけて、尾びれや胸びれには焦げないように化粧塩をします。強火の遠火で焼き上げ、熱いうちに串を抜いてスダチなどをかけて、ほくほくの身をいただきます。

鮎メシ

鮎の内臓を取ってから、焦がさないように妬き、ご飯3合に対して鮎(中程度の大きさのもの)を3~4匹いれます。
米をといでから、適当な大きさのだし昆布を1枚敷いて、そこに内臓を取った鮎を並べて置き、醤油大さじ2~2.5杯、酒大さじ3杯を入れて、炊けたら鮎を取り出して、骨を取り除いてから身をほぐして、ご飯と混ぜて5~10分蒸らしてからいただきます。

鮎の栄養

鮎は川魚でカルシウムを豊富に含んでいます。特に小さな若鮎は骨ごと食べれますので、骨ごと食べるのがお奨めです。
鮎の内臓には、カルシウムの吸収を高めるビタミンDも入っていて、骨も内臓も食べることにより、カルシウムを効率的に摂取することができます。
また鮎には亜鉛が多く含まれているので、味覚障害の予防にも役立ちます。
もちろん、魚としてDHAやEPAも多く含まれているので、生活習慣病の予防にも役立ちます。
鮎を煮ると胃を温めてウツを払うと言われ、塩焼きにすると勢力を高めるといわれていて、精力酒としてアユ酒というものもあります。
また鮎の腸は滋養の宝庫で、たっぷりと塩を混ぜたウルカは、お湯に入れて飲むことで下痢の改善に役立つと言われています。