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ハリルジャパン、オーストラリア戦で本田圭佑をスタメンからはずす勇気があるか

イラク相手に、どうにか終了間際に途中出場した山口蛍選手が劇的な決勝ゴールを決めて勝ち点3をもぎ取ったハリルジャパン。

勝ったものの内容なしのイラク

勝ったからいいものの、結果オーライで、多くのファンは「内容は全く良くなかった。勝ったということだけが唯一の収穫」といい、サッカー評論家も口をそろえて「内容的には全く良いところがなかった」と言っている。
イラクといえば世界ランキング128位。しかも今は国が戦争をしていてとても自国でじっくりと練習できるような環境ではない。しかも日本はホームの試合である。イラクが格下ながらも大健闘したという見方もできるが、あらゆる条件を考えてもイラク不利の状況の中で、もし最後の山口蛍選手のボールがゴールネットを揺らさなければ、ハリルジャパンは格下イラク相手にホームで引き分けということになっていた。まさに薄氷の勝利。

あてにならないFIFAランキング

もっともFIFAのランキングほどあてにならないものもなく、FIFAランキングが低いからといって決して侮れない。イラク戦を見る限り、個人技においてはイラクの選手のほうが勝っていたような気がします。国が戦争状態のイラクですが、なかなかどうして、そういった環境をはねのけて結構レベルが高いチームに仕上がっていたなという感じがしました。

もっともハリルはイラクの戦術を読み間違えたところがあるでしょう。アウェーのイラクはある程度引いて守っておいて隙をみてカウンターという戦略だったので、中盤である程度はボールを自由に支配できると思っていたのではないでしょうか。ところが最終ラインを高い位置で綺麗にコントロールされ、さらに前線との間がタイトな感じの陣形ですが、日本はなかなかイラクの守備の裏をとることができませんでした。

勇気をもって本田はずしができるかどうか

試合では、本田選手が何本もシュートを外していました。素人的な考えですが、相手が高いラインを引いてきているのであれば、足が速い浅野選手や、小林選手、ドリブルが上手い斎藤学選手などでを使ったほうが、イラクの守備を崩せたのではないだろうか。

今までUAE、タイ、イラクと戦ってきたが、いずれも内容が悪い日本、特にイラク戦の内容は中でも特に悪かった。
現在の勝ち点はオーストラリアが7、サウジアラビアが7、UAEが6、ハリルジャパンは6でなんとか4位に踏みとどまっているが、この位置を考えるとアウェーとはいえ、オーストラリアに負けるわけにはいかない。最低限でも引き分けにしなければならない。
内田篤人選手や長友選手のケガ、本田選手や香川選手は所属クラブでスタメンをはずされていて試合感も戻っていない。イラク戦も本田が1つか2つでもシュートを決めていてくれればというシーンが何度かあった。
しかし、ハリルの言うとおり、後続の選手が育っていない。

問題はハリルがオーストラリア戦で絶不調の本田をはずす勇気があるかどうかだ。
アンカーに長谷部、インサイドハーフに山口蛍と柏木、両ウイングに清武と原口、センターフォワードに浅野を入れるという布陣でいけば、本田はいらない。逆にもうそろそろ、本田にかわってスタメンを張るような選手がでてこなければいけない時期にきているのではないでしょうか。