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もの忘れを防ぐには、1日1食や極端な炭水化物ダイエットはやめるべき

ダイエットなどで1日1食という人もいます。
しかし、健康のためには1日3食しっかりと食べることが大切と言われています。

1日1食はやめたほうが良い

よく、1日3食食べなくても良いという人がいます。
健康のことは、人間の体のことがすべて解明されているわけではないので、ある側面かみると1日1食の方がよく、ある側面からみると1日3食のほうが良いということが言えるでしょう。
そして、果たして人間が生活していくにあたって、総合的にみるとどうなのかということになるのですが、これは個人差、体質、食事の内容などもあり一概に言えないところが難しいところです。

一般的にいうと、1日1食というのは、健康のためにも脳のためにも止めたほうが良いでしょう。
もちろん、体質などもあり1日1食でも良いという人も、中にはいると思いますが、多くの人は避けるべきです。

その理由としては、人間の体は通常、ブドウ糖の貯えは、12時間が限度だということです。
特に、脳はこのブドウ糖を唯一エネルギー源として利用していますので、脳にとってはブドウ糖は、まさに供給し続けなければいけないものと言えるでしょう。

特に、人間の体は寝だめ、食いだめはできないようにできています。

ブドウ糖の貯えは

私たちは、点滴などでブドウ糖を直接入れるということはあまりなく、通常は、お米やパン、麺類、イモ類などに含まれているデンプンを摂取して、そのデンプンを消化することによって分解し、ブドウ糖として吸収しています。
そして、ブドウ糖はその多くを使う脳では蓄積・貯蔵しておくことができません。
つまり、絶えず血液から脳にブドウ糖が供給されていなければなりません。

それでは、デンプンが分解されてブドウ糖となり腸から吸収される過程はどうなってるのかというと、デンプンは分解し、腸から吸収され、ブドウ糖として食後30分ぐらいで血中濃度のピークを迎えます。

このとき余ったブドウ糖は、肝臓で肝グリコーゲンとして蓄えられ、必要に応じて脳の命令にしたがい、ブドウ糖に変換されて小出しに使われることになります。
しかし、この蓄積には限度があり、12時間が限度と言われています。
つまり、こういったことを考えても、1日1食しか摂らないというのでは、ブドウ糖が不足してしまうということにつながっていきます。

1日2食か3食かということについては、昔は人間は1日2食であったが、肉体労働者である農民が、それでは昼にお腹がすいてしまうということで、昼食をとり1日3食になったことから、肉体労働をあまりしない人は1日2食でも十分という人もいます。

しかし、いずれにしろ、1日1食だと、いろいろな面でエネルギーや栄養の不足を生じやすいというのも事実でしょう。
もちろん、ブドウ糖の供給源となる炭水化物を一切摂取しないといった極端な炭水化物ダイエットにはしることも、もの忘れを防ぐという観点からは好ましくありません。