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安倍・トランプ会談、日本のリスク、貿易摩擦や安全保障より気をつけたいこととは

安部首相とトランプ大統領の会談がアメリカで行われます。

異例の好待遇、それ自体、負い目を追わせる戦略?

聞くところによると一緒にゴルフもするとかいうそうで、世界も注目していま。
わざわざ、フロリダのゴルフ場にまで招き、一泊するというのですから、異例の好待遇といって良いでしょう。
しかも、そのお金を全部トランプ側が出すと言っているのですから恐ろしい話です。
トランプさんからすれば、米国に招待してやって、しかもあんたの好きなゴルフまで一緒につき合ってやってるんだぞ
しかも、ここの宿泊費や使用料は俺様持ちだぞ!となるわけです。

安倍さんは Win-Win と言うけれど、トランプさんの頭の中はアメリカファースト

ええ? そんな好待遇をしてくれるなんて、やはり日本のことを重要に考えてくれていていいじゃないか? と思うのは大間違いであり甘いでしょう。
基本トランプさんの考えは『アメリカファースト』であり、ここの部分はブレてないわけですから。

安倍首相は、Win-Win の関係を築き上げていきたいとか言っているそうですが、この考えは甘いような気がします。相当心してかからないと大変です。
トランプさん側は、いやいや Win-Win じゃダメだ、アメリカファーストだとなるでしょう。

今回の会談は、いわばトランプさんからすれば「飛んで火にいる夏の虫」に近いものがあります。
会談場所はアメリカであり、しかもお金はトランプ側から出るとなれば、どうしても交渉のスタート時点で負い目を持つような感じになってしまいます。

トランプさん側からすれば、国内で反対派勢力が元気づいて、海外からも冷ややかな目を向けられている。
ここで、世界第3位(実質上は世界第2位と思われる)の経済大国の首相が訪米し、一緒にゴルフをするとなれば、大きな成果をアピールできる大チャンスなわけです。

プーチンさんにラブコールを送りながらも、したたかプーチンさんは今だに電話会談はしたものの静観の構え、習近平さんには、やっと書簡を送ったもののさんざん中国の悪口を言いふらしてきたのでちょっと難しいところ、移民問題などでEUからは総スカン状態。
会談で握手を交わしたイギリスのメイ首相からですら、あんたは間違っていると言われている。
隣国メキシコとは壁の問題でもめ、カナダはアメリカとは違い我々は移民ウェルカムだと言っている始末。オーストラリアとの首相に対しては、途中で電話を切ってしまったというようにこじれている。
すると、もう残っているのは安倍くんぐらいしかいないのでしょう。

貿易問題より、安全保障問題より、移民問題に気をつけろ

自動車輸出問題や、農産物の関税問題、さらには尖閣諸島問題などといった問題点や不安が連日報道されているが、もっと大変なリスクがあるのではないかと私は思うのであります。
しかも、今、ちょうど最悪のタイミングです。

娘のイバンカさんのブランド不買運動、連邦裁判所の大統領令無効の判断など、トランプさんにとっては機嫌をそこねるようなことばかり起こっています。
そして、特に移民問題については、EUからは総スカン、米国内では猛烈な反対運動、さらに連邦裁判所の大統領令無効の判断。
こんな時、経済大国の日本、リオ五輪での安部マリオで一躍有名になった安部さんが行ったら・・・

私がトランプなら、Twitterなんかに、「今日は、移民を受け入れていない日本の安部マリオとゴルフを楽しんだ! 移民問題をみろ! 日本はいいお手本だ!」などと書くかもしれない。
移民をほとんど受け入れていない日本が、ここで目立ってしまう可能性があり、移民問題の矛先が日本にも向いてくる可能性がある。

もっとも、中東での難民を作り出した張本人は、米国・EU(特に英国・フランス)そしてロシアなのだから、日本には責任はないのだろうが・・・