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桜といえば目黒川や上野公園に行きたがる人の心理

 花見の季節真っただ中といったところですが、連日のように目黒川や上野公園は花見客でごった返し、近所の人達は非常に迷惑を被っているというニュースも流れています。

桜に群がる人々

 

目黒川沿いのスターバックスは待ち時間5時間というから尋常じゃない。

確かに、人がいなければ目黒川沿いや上野公園のソメイヨシノは綺麗だし、目黒川なんかはヒラヒラと舞い散った桜の花びらが目黒川の水面に浮かび、夜はライトアップされた桜と水面に映りこんだ街の光がより幻想的な世界をみせてくれたりもします。

しかし、いかんせん人が多く、桜を見に行っているのか、人込みを見に行っているのかわからないんじゃないかというくらいの込み具合です。

もちろん、自分のペースでしゃかしゃかと歩くこともできません。

上野公園にいたっては、場所取りなどでトラブルが発生し、殴り合いの喧嘩になったり、飲みすぎて桜の下で錯乱なんてことになっている人もいます。

公園に放置されたゴミなどの映像をみていると、昔に比べて日本人もだいぶマナーが悪くなったし、自分のことしか考えない輩が増えてきたなという印象です。

近所の桜だって十分綺麗じゃないか

 

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ソメイヨシノなどは日本各地に植えられていて、多くの人が自宅の近所でも桜を見ることができると思います。

桜の美しさだけを純粋に楽しむのであれば、早朝に家の近くを散歩して、まだ人がいない時間で美しい桜を独り占めにすることだってできます。

なにも目黒川や上野公園に植えられているソメイヨシノが特別な桜というわけでもありません。

ソメイヨシノソメイヨシノ、家の近所に咲いているソメイヨシノと全く同じです。


目黒川や上野公園は、その周りの景色とのマッチングが良かったり、桜の木がたくさんあるということで、多くの人が集まってくるというところはあるでしょう。


でも、多くの人が集まってきてしまうからこそ、桜じゃなくて人込みを見てるんじゃないかと錯覚するぐらいの人数になります。

 


みんなが行くから行くという心理

 

人間は、みんながいくから私もという心理が働きます。
特に、日本人はこの傾向が強いと言われています。

 

まわりがそうだから、私もというのは、同調という心理です。
集団の中で、個人の意思よりも周りの雰囲気を尊重して行動することが同調ですが、まわりが良いと言っているんだから間違いないだろうと考えるのです。

これが、例えば自分の仕事で何かを買わなくてはいけない、自分の趣味のものでほしいものがある、大好きな彼氏彼女のプレゼント、高額なものとなってくると、必死にどれが良いのかいろいろと調べて結論をだしていきます。

しかし、自分にとってそれほど興味がないものや、情報や知識をそれほど十分にもっていないものは、無駄を省くために極力少ない労力で判断しようとする認知的ケチという現象が起こるのです。

自分もみんなと同じようにインスタ映えする写真を撮りたい。
でも自分で桜の名所を発掘するなんて大変。

桜を見ること自体、それほど自分にとって大変なことじゃないし、でも綺麗な桜はみたいし、それならみんなが良く炒っていて桜の名所だと言っているところにすれば間違いはないだろうというようになってしまいます。

それならば、多くの人が良いといっているところに行けば間違いだろうということで、花見ならば桜の名所と言われるところ、ラーメンだったら行列ができるラーメン屋さんに行くのがとりあえず無難かなとなります。

また、みんなが体験しているんだから自分も体験しておかないとという心理も当然働いています。