ゴルフを上手に楽しむ「アイゼンハワー・ルール」とは
『アイゼンハワー・ルール』とは、第34代アメリカ大統領のアイゼンハワーのゴルフとの上手な付き合いかたになります。
無類のゴルフ好きで知られたアイゼンハワー大統領ですが、一方で重い心臓病もかかえていました。
そこで、アイゼンハワー大統領が心臓に負担をかけないためにやっていたゴルフプレーの方法が、『アイゼンハワー・ルール』なのです。
心臓病などの発作は怖いけれど、ゴルフはやめられないという人は、試してみてもよいかもしれません。
盛り上がるゴルフ界
ゴルフ人口は、人口の減少とともに年々減ってきているといわれています。
しかし、最近ではゴルフ界もいろいろと盛り上がっています。
男子では、タイガーウッズ選手が劇的な復活劇をとげたり、日本勢でも松山英樹選手をはじめ頑張っています。
女子でも海外メジャーを渋野日向子選手が制したり、畑岡奈紗選手が20歳という若さで国内メジャー3勝目を挙げるなど、『黄金世代』と呼ばれる若い世代を中心に盛り上がっています。
忙しい仕事の合間を縫ってゴルフを楽しんでいる人も多いと思いますが、接待ゴルフなどで体調が振るわない中、プレーをする人もいて、ラウンド中に倒れるなんていうことにも注意しなければなりません。
なぜゴルフで心臓発作?
ゴルフでよくみられるのが、動脈硬化が進んでいる人がゴルフをやっている時に脳梗塞や心筋梗塞、狭心症といった症状に見舞われてしまうケースです。
ゴルフはのんびりで雑談しながら芝生の上を歩いて、ときたまクラブを振ってというように優雅で楽なスポーツのようなイメージを持っている人もいるかと思います。
ジョギングやランニングでというならいざしらず、ゴルフで心臓発作ってと思われるかもしれませんが、ゴルフは意外と脳や心臓の血管に大きな負担をかけていたりします。
プレーに興奮したり、ちょっと走ったりしたときに発作を起こしてしまったりすることがあるのです。
ゴルフは集中力のスポーツともいわれ、一つ一つのプレーに神経を集中させますが、それが血管に大きなストレスになったりします。
特に興奮と緊張をするのが、パットで、パットするまでの緊張、打った後でのカップインするかどうかの興奮、これが結構負担になったりします。
『アイゼンハワー・ルール』とは
そこで、重い心臓病をもつアイゼンハワー大統領に主治医が提案したのが、『アイゼンハワー・ルール』で、これはグリーンにオンしたら自動的に2パットと見なすというルールです。
アイゼンハワー大統領は、このルールを受け入れて末永くゴルフのプレーを楽しんだそうです。
そうはいっても心臓発作などのリスクがある場合は、ゴルフなどは控えたほうが良いのですが、ゴルフ中の心臓などへの負担を減らす方法としては、走ったりしないということとともに、『アイゼンハワー・ルール』を取り入れてみるのも一つの方法なのかもしれません。