ツンデレの心理とツンデレ魔法の魅了
漫画やアニメにはよく『ツンデレキャラ』が登場してきます。 二次元だけでなく、実際の三次元の世界をみても、周りには結構ツンデレの人がいたりします。
ツンデレってどんな人?
『ツンデレ』はいろいろな意味合いを持っています。 アニメのツンデレキャラというと、普段はツンツンしているのに、たまにデレた態度になるというイメージです。
それ以外にも、『ツンデレ』は、最初はツンツンだったけど、つきあって心の距離が近づくにつれてデレデレと好意的な態度に変わる性格のことも言いますし、表面上はツンツンしているけれど、心はドキドキとしているような二面性をもっているものに対して使うこともあります。
『ツンデレ』は、ツンツンしている面とデレデレしている面の二面性を持っていて、本心を悟られまいと気持ちとは違う行動をする『あまのじゃく』とも言えます。
『ツンデレ』の基本は、照れ屋であまのじゃくと言えるのかもしれません。
人前で自分の感情を出すのが恥ずかしいのでツン。
でも寂しがりやでかまってほしくて思わずデレ。
でも愛されてることに自信がなくフラれた時のダメージを最小限にするためにツン。
好きな彼氏のためにお弁当を作っても、「べっ別に、ついでなんだからねっ!」と言うのです。
こんな人はもしかしたら『ツンデレ』かも?
周りにツンデレさんはいないか観察していて、ツンデレさんかもと思えるケースをいくつかご紹介します。
職場や友達の前で恋人の話題を出さない
ツンデレさんは、周りの人に対してデレを見せたくないので、自分の恋人の話を自ら進んですることはあまりないでしょう。
文句を言いつつ手厚く助けてくれる
「えー、私だっていそがしいんだからね! 面倒だよ。まったく・・・」と言いつつ、しっかりとサポートしてくれる人はツンデレの可能性があります。
優しくするというデレの部分を人前で見せたくないけど、情にうすいわけではなく助けたい。そこで落としどころとして、態度ではツンとした態度をとりつつも行動ではしっかりサポートするという選択をするのです。
人前だとツンツン当たりが強いのに、2人になると優しくなる
ツンデレは照れ屋さんなので、人前でデレを見せたくありませんが、2人きりになるとつい本音が隠せなくなってしまうのです。
『ツンデレ』と紛らわしいツンツン娘
中には、根っから「ツンツンした性格」という人もいます。
いつも怒っているように見えたり、ツンツンしてたりしますが、そういう人がときに優しさをみせたりするとツンデレと勘違いされてしまうことがあります。
ツンツンツンツンツンツンツンツンツンデレくらいの、9割ツン1割デレみたいな本質ツンツンな人でも、2面性・意外性ということで、ツンデレに見えてしまうこともあるのです。
なぜか『ツンデレ』に惹かれてしまうワケ
なにかと気になってしまうツンデレですが、どうして『ツンデレ』の人に魅力を感じてしまうのでしょうか。
デレたとき自分だけに心を開いてくれたんだという優越感に浸れるという人もいます。 また、ツンツンしてたりデレデレしてたり、いろいろな面が見れて飽きないという人もいます。
素直じゃないけど、ちょこちょこ本音が見え隠れするのが可愛いという人もいます。 しかし、何と言ってもよく言われるのが、いわゆる『ギャップ萌え』です。
『ツンデレ』が無意識に使っている人を魅了する魔法のテクニック
ツンデレのテクニックといえば、ツンとデレのギャップです。 心理的には、人は自分に対して悪い評価から良い評価へ変えてくれた相手には好意をいだこうとします。
これを良い評価を得るので『ゲイン効果』と言います。
一方、自分に対して良い評価から悪い評価に変えた相手に対しては、嫌悪感をいだくようになります。
これを良い評価を失うので『ロス効果』と言います。 そして『ツンデレ』の人は、相手に対してツンとしてみせたり、デレっとしてみせたりで、『ゲイン効果』と『ロス効果』を無意識に使い分け、真逆の感情を相手に交互にいだかせ、それがギャップとなって相手は魅力を感じるようになっていくのです。