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本来、子供の仮装イベントなのに、大人も仮装するハロウィンのオタク文化

この週末、街を歩いていると子供から大人まで、ハロウィンファッションやハロウィンメイクをした人に多く出会いました。
どこかでハロウィンパーティーがあったのか、マリオやお姫様、魔女などの格好をした子供達をつれたママさんの集団をみかけたりもしました。

10月31日は、いよいよハロウィーン当日ということですが、ウィークデーですので仮想パーティーなどをすでに土日にやってしまった人も多いのかと思います。

そもそも古代ケルトの収穫祭だったハロウィン

ハロウィン(ハロウィーン)は、そもそも古代ケルトの収穫祭が起源となっていて、毎年10月31日に行われていたものです。
本来は、子供達が仮想をして家々を訪ね歩き、そこでお菓子をもらうという風習だったものが、なぜかオタク文化の日本にくると、これが大人達の仮装大会になってしまっている。
レイヤー(コスプレイヤー)の方々はもちろん、普段コスプレなんてしないなんていう人も、ここぞとばかりコスプレをしたりしている。
普段は、はずかしくてレイヤーさんのようにコスプレしたくてもできない人も、ハロウィンを口実に堂々とコスプレができるというわけです。

日本の商人が儲けのためにもくろんだ策に踊らされる消費者

厳格で頭がお堅い人は、「くだらない、商売人の思惑にまんまとはまりやがって・・・」なんていうことになるのでしょう。
クリスマスはさすがに違いますが、例えばバレンタインデーのチョコレートなども、1958年にメリーチョコが新宿伊勢丹でセールをやったのがきっかけて、バレンタインチョコというものになっていきました。
12月はクリスマス、1月は正月、3月はひな祭り、4月は花見、5月はゴールデンウィークとなる中、どちらかというと地味な部類の節句である節分しかなく、寒くて消費が落ち込みやすい2月、バレンタインにひっかけてチョコを売ろうという商売人側の戦略です。
関東では、そうでもないかもしれませんが、関西のほうでは恵方巻きが風習となりつつあり、これも大阪の海苔問屋の組合が販促のためにはじめたもので、始まりは1970年代です。
みんな、商売上の戦略なんですね。

オタク文化のハロウィン

本来は、子供が仮想して家々を訪問しお菓子を貰うというものが、日本では渋谷などに繰り出して、大人が仮想する風習に変わってしまっている。
安倍首相のマリオ、小池都知事のサリーちゃんやリボンの騎士など、最近は政治家も若者に合わせてコスプレをしていますが、こんな文化があるのも日本ぐらいのものなのではないでしょうか?

バレンタインが菓子メーカー、恵方巻きが海苔問屋となれば、ハロウィーンで大人が仮装しはじめたさきがけは、なんなんだろうか?

調べてみると、1983年に原宿にあるキディランドがハロウィン仮装パレードを始めたのが日本でのハロウィンの仮装の始まりだと言われていますが、これはあくまでも子供向けでした。
それが1997年に入り、東京ディズニーランドがディズニー・ハロウィーンを行い、大人も参加できる形のものになっていったと言われています。