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健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

孤独と心臓病リスク

孤独というと、最近は核家族化が進んだせいもあって「孤独死」なんていう言葉をよく聞くようになりました。
特に男性は、女性に比べ、定年後、うまく周りのコミュニティーに参加できず、1週間誰とも離さないといった人も増えているといいます。

男性は、会社で部長をやってきたなんてプライドがあると、そんな近所のじいさんやばあさんなんかと話してられるかというようになってしまい、自分から殻に閉じこもってしまったりします。
一方女性は、昔から子供の公園デビューとか、買い物で会話をしたりとか、地域の人たちのコミュニケーションができています。

人と話さなければ、それだけ刺激も少なく、認知症になりやすいともいえるでしょう。

孤独で高まる、心筋梗塞脳卒中リスク

さて、英国では面白い研究が行われています。
18歳以上の男女約18万人を対象とした複数の試験から、メタアナリシスとして孤独や社会的孤立と心血管障害や脳卒中との関連性を分析しています。

その結果、孤独で社会的にも孤立している人は、心筋梗塞狭心症の発症リスクが29%も高く、脳卒中のリスクも32%も高いという結果がでています。
研究では、孤独だと免疫力が衰え、早期死亡リスクが上昇するとしています。

日本での研究


日本の「JPHC研究」は、40~69歳の男女、約4万4000人を対象に次のような調査をしています。

研究調査では、
「心身を支え安心させてくれる家族や友人の有無j
「週に1回以上話す友人の有無と人数」
「行動や考えに賛成し支持してくれる人の有無」
「秘密を打ち明けられる人の有無」

まあ、秘密なのに打ち明けちまうのかよ!というツッコミは置いておいて、こうしたアンケート結果をもとい、社会的支えが「とても多い」「多い」「ふつう」「少ない」の4群に分け、これと脳卒中心筋梗塞の発症や死亡を比較検討しています。

その結果、社会的支えが少ない人は、とても多い人と比較すると脳卒中での死亡が男性で1.6倍、女性で1.3倍と多くなっています。
発症との関連性はないものの、なった場合、孤独による発症後の支えの乏しさが死のリスクをあげているのだと考察されています。

日本と欧米で違う孤独事情

欧米では、孤独はメタボと言われ、孤独になるとメタボ率や肥満率が上昇すると言われています。
一方、日本ではまったく逆で、男性に強くこの傾向が見られるのですが、社会的支えが多い人ほど、メタボ率や肥満率が高くなっています。

これは日本独特の宴会・飲み会文化が影響しているものと思われます。

昔は、休日まで取引先や上司とゴルフや麻雀の接待をしたり、毎日のように就業時間後、会社の人と飲みにいっていたりしたものですが、今は、個人のプライバシーを大切にする時代になりました。

もっとも正常になったといえば、正常になったのでしょう。

仕事なのだから、ビジネスとして、自分に任された仕事に対して、高品質ですばらしい仕事をすればいいのであって、何も土日にゴルフや麻雀をつきあったり、毎日、飲み会に参加しなくてもいいわけです。

そうはいっても、同じぐらい仕事ができる部下がいた場合、いつも付き合ってくれる部下のほうがかわいいというのは、人間の心情であるのも否定できません。
はっきりと、公平に評価してもらえれば良いのですが、なかなかそのようにはいかないのが世の常というものでしょう。

まあ、そんな話はともかく、特に若い世代では、上司なんかと飲み会なんかしれたれるかよ!といった人が非常に多くなっています。

それどころか、バイトやパートなど、非正規社員なんかは、仕事がある程度残っていても、就業時間が終わってので、帰らせていただきますとサッサと帰ってしまう。
飲み会に出席なんてするわけがありません。

日本独特の、飲んでコミュニケーションを図る、いわゆる飲みニュケーションですが、個人的には飲みニケーションは、自分が参加したければそれでいいですが、嫌々義務感みたいなもので参加していたり、会社の状況やライバルを探ろうなんて腹黒い策略があって参加するのであれば、反対です。

仕事さえきちんとしてればいいだろ!あとはビジネスライクのつきあい! 会社の人とは恋人でも友人でもないわけですから、下手をすればライバルですし、そんな人と飲んだって、会社の愚痴か、ライバルの仕事状況の探り合いか、くだらない社内情報交換の場ぐらいにしかならないからで、そんな時間があったら、自分に投資する勉強をしたり、趣味の時間を楽しんだり、まだ、一人でナイターでも見に行って憂さ晴らししたほうが良いでしょう。

飲みニュケーションが良いか悪いか、好きか嫌いかは、意見が分かれるところだと思いますが、若者の多くは、飲みニュケーションを避ける人が増えてきてるのも事実です。

こうした宴会・飲み会文化がなくなりつつある日本、宴会・飲み会によるメタボ率・肥満率の低下が期待できる反面、個人主義の欧米化が進むことにより人間の孤独化が進み、脳卒中心筋梗塞での死亡率が増えることも懸念されます。

定年後、しっかりと支えとなれるような趣味のサークル、遊び仲間などを探しておくことも大切かもしれません。