ハロウィンイベントでコスプレ姿で魔法使いサリーちゃんになっていた小池百合子氏。
さて、都知事としての小池百合子魔女は、揺れる豊洲市場の問題で、ついに天下の宝刀であるマジカルステッキを振り、魔法を使った。
発動された小池百合子魔女の魔法
小池百合子魔女の魔法にかけられたのは、現役・OBを含む幹部18人で、一番重い処分の人は、半年間、20%の減給になった。
また、既に退職している幹部6人にも、処分相当の金額を自主返納するように求めている。
さらに、担当部局トップだった中央卸売市場長のOB2人は天下り先の外郭団体の役員職を解かれることになった。
小池百合子魔女は、盛り土をしないことを担当部局が決定したのは知事就任前の話であり、石原慎太郎都知事の時だったにもかかわらず、小池百合子氏地震の給与減額についても、関係者や都民に心配をかけたことへのけじめで区切りをつけたいとした。
「また、この問題。本件は私の着任前の事件ではありますが現在、都政を預かるものであります。けじめをつけるという意味で、自ら給与をさらに現在の5分の1。それを3カ月間減額することといたします。『けじめ』でございます」
小池魔女は、『けじめ』の言葉に特に力を込め、強調していた。
小池百合子魔女の本当のターゲットとは
味方にすれば頼もしい姐さんだが、敵にするとたちまち強力な魔法をかけてくる魔女に大変身するのが小池百合子氏だ。
自分を慕ってくれる人、自分についてきてくれる人には、すごく優しい面を見せる小池姐さん、ランドセルを送ってくれたお礼をしていた子供にも、やさしい笑顔を見せていた。ところが不正を働き悪事の限りをつくす敵に対しては、手強い魔女に大変身!
盛り土問題で処分された人では、6ヵ月間給料20%カットや、OBに対しては天下り先の外郭団体の役員職を解くといった厳しい処分。
まあ、これでも都民を裏切ってしてきたことを考えると、温情がある処分と言えなくもない。なんとか生活は守れる程度で許してあげているともいえる。
しかし、小池百合子魔女の本当のターゲットは、処分された18人ではない。
小池百合子魔女は、処分した18人については、雑魚キャラだと思っているかもしれない。
本当の狙いは、その後ろにいる大ボス、石原慎太郎ではないだろうか。
小池魔術の妙
小池百合子魔女の本当の狙いは、盛り土問題が起こったときの都知事である石原慎太郎氏であるが、この大ボスキャラは図々しく、「記憶にない」とか「職員に任せていた」と連発して、回答文を送ったあとは、知らんぷり状態。
週に2日、1日1時間程度しか登庁せず、都税を無駄遣いし続けてきた石原慎太郎と、給料を半額にして休日も視察にかけずりまわる小池百合子氏は、国民・都民の目からみても非常に対照的にうつるのではないだろうか。
多額の報酬をもらっているのに、週に2~3時間程度しか登庁せず、問題が起これば「記憶にない」「職員に任せていた」と責任転嫁。こんな無責任な男は、小池魔女は許しません。
当時の幹部らを18人、大量処分した上、自らが就任した以前に起こっていた問題にもかかわらず、自ら3ヵ月、20%の減給を発表している。
こうなると、国民や都民は、当然、当時の大ボスである都知事、石原慎太郎は何も処分を受けないのかよ!となる。
もちろん、小池氏に石原元都知事に対する処分を強制する権限はないが、処分発表の記者会見でもさかんに「ケジメ」という言葉を強調していました。
暗に、「私は、私の就任時の問題でもないのに、減給して「ケジメ」をつけたわよ! さあ、石原さん、あなたはどうするの???」と言わんばかりだ。