健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

あなたは褒める派? 叱る派?

人は褒めて伸ばす? 叱って育てる?

 

あなたならどっち? 褒めて伸ばされたい? 叱られて育ちたい?

 

今、あなたの親なり、上司なりが目の前にいた場合、次の場合はどう思うだろうか。もし年配でそんな若い年齢じゃないよという人は、もし自分が子供時代に戻ったとして考えてください。


目の前の親や先生、上司が、あなたに「褒めて伸ばす方針と、叱られて育てる方針、どっちがいい?」と聞かれると、まあ9割の人は「褒められて伸ばしてもらう方がいい」と答えるのではないでしょうか。

 

誰でも、正のベクトルの言葉をかけられて褒められば、よしもっと褒められるように頑張ろう! ということになるでしょうし、自分を育てるためとはわかっていても、年がら年中怒鳴られているのではどちらがいいでしょうか。

 

よほどのマゾでもない限り、褒められたほうが良いでしょう。よほど精神的に強く、強烈な何クソ!精神を持っている人でもないかぎり、かなり難しいような気がします。

 

ましてや、運動会ですら順位をつけられずに、人と競争せずに育ってきた子供達、ちょっと学校の先生が強い口調で叱ると、モンスターピアレンツが出てきて騒ぎたてるため、子供時代、ほとんど怒られることがなく育ってきた子供達は、他人から叱られるということは強烈なインパクトがあるかもしれません。

 

褒めればいいというもんじゃない

 

人によって違うと思いますが、褒めると、「よし頑張ろう!」と思う方も多いと思います。


でも、褒められると、とかく人間は勘違いしてしまうことがあります。できて当たり前のようなことを褒められたことによって、自分は意外とできるじゃないと思いあがってしまったり、なるほどこの程度でいいんだとそのレベルで満足してしまったりします。

 

また、褒めてもらって当たり前だと勘違いしたひ弱な人間になり、ちょっと叱られただけでいじけてしまったりするようになるかもしれません。

 

イチローを育てた中学時代の恩師、橋本伊佐美監督は、イチローを一度も褒めたことがないそうです。イチローの素質を見抜いた監督は、褒めて満足してもらいたくなかったそうです。監督は、褒めると、そこで子供は妥協してしまうんですと述べています。

 

叱ることと怒ること

 

 

よく言われるのが、理性的に叱るのと、感情的に怒るのでは全然違うということです。


理性的に叱れば、人を大きく伸ばすことができますが、人間は感情の動物なので、これがなかなか難しいことです。最初は冷静に叱っていたつもりでも、だんだん気持ちが高揚してきて、気がついたら怒っていたということはよくあることです。

 

会社でも、部下の仕事のミスを叱っていたつもりが、ついつい興奮して怒鳴りつけてしまっている上司も多いかと思います。叱っている仕事のミスはどこかにすっ飛び、部下の人格までも攻撃しているといったこともあります。

 

難しいことですが、叱っているのに、怒りに変わってきたなと思った時は、部下の言い分やミスを犯した理由などの聞き役に意識をして回るといいかもしれません。これは別に会社の部下に限ったことではなく、子供の教育でも言えることでしょう。

 

人の話を聞いているうちに高揚した気分も落ち着いてきます。
ただ、特に子供の場合は、叱るのと褒めるののバランスも大切でしょう。