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1ヶ月で1人あたり医療費が1万円も減ったメッツ健康法

 

医療費を減るメッツ健康法とは

メッツといっても、ロジャースやヤンキースといったメジャーリーグの野球チームではありません。
まずは、メッツ健康法とは何ぞや? ということですが、細かく説明すると長くなってしまいます。

まず「メッツ(METs:Metabolic equivalents)」ですが、英語と直訳すると、代謝当量ということになりますが、ひと言で言えば、身体活動、つまり運動の強度です。

安静にしてるときの代謝当量を「1」つまり1メッツとして、身体活動や運動をしているとき、安静時の何倍のエネルギーを消費しているかを示す単位です。

つまり、安静時の2倍の運動強度のものえあれば2メッツ、3倍なら3メッツとなります。
3メッツの運動を行った時、その酸素摂取量は、その人の体重によって左右され、年齢や性別は関係ありません。

 

1メッツの時、酸素摂取量は、体重1kg当たり3.5mlと決まっていて、これは世界共通のものさしと言えるでしょう。

運動強度は、大きく3つに低強度、中強度、高強度に分けることができます。

 

低強度は、1~3メッツ未満の運動で、軽い家事、ゆっくりとした散歩、ゲートボールなどが該当します。
中強度は、3~6メッツ未満の運動で、早歩き、山歩き、やや重い家事といったものが、これに該当します。
高強度は、6メッツ以上で、ジョギング、水泳、テニスといった運動が、これに該当します。

 

さて、メッツが運動の強度を表す単位だということがわかったところで、次は、『メッツ健康法』とは何ぞやということになるかと思います。

『メッツ健康法』とは、生活習慣病の予防に必要な1日の歩数と、中強度の活動時間を組み合わせた黄金ルールを導き出した健康法になります。


『メッツ健康法の黄金ルール』とは

なるほど、中強度の運動の時間と、1日の歩数がポイントなんだな。よしわかった!
ところで中強度の運動ってどのくらいなんだろう。中強度の運動の一つには速歩きがあるけど、感覚が人によって違うしなと思う人もいるでしょう。

ひと言でいってしまえば、もう限界と思う運動強度の50%と考えるとわかりやすいでしょう。
鼻歌を歌えるのであれば、それはまだ低強度です。もし会話もままならないくらいきついのであれば、それは高強度です。つまり、歌は歌えないけど、会話だったらなんとかできるというのが、中強度の速歩きのスピードになります。


『メッツ健康法』では、1日8000歩、中強度の運動は20分

生活習慣病である高血圧症や糖尿病を予防するのに効果的なのは、1日8000歩、中強度の活動で20分

メタボリックシンドロームを本格的に予防したいのであれば、1日10000歩、中強度の活動で30分になります。


さすが、万歩計とはよく言ったものです。メタボリックシンドロームの予防には、10000歩が理想だったのですね。

まあ、普通に生活をしてれば、なんやらかんやらで2000歩ぐらいは歩いているでしょうから、これにプラスして、中強度のレベルでの速歩きを行います。

速歩きで8000歩なら20分、10000歩なら30分、12000歩なら40分を運動時間の目安とします。

『メッツ健康法』はでたらめではない、照明された中之条研究

そうはいっても、メッツ健康法なんて適当に名前をつけて、また健康法で商売して儲けようとしてるんじゃないの? と懐疑的な人だったら思うかもしれません。
しかしこれは、群馬県中之条町の65歳以上の住民に対して5000人規模で15年以上も調査を続けている結果に基づいて、割り出されているものです。

メッツ健康法を実施している中之条町では、9割以上の人が高血圧や糖尿病の改善がみられ、国民健康保険医療費は、3割も低くなり、1ヶ月の医療費も1万円ほど低くなっています。

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