素晴らしい記憶力も、知性があってからこそ活きる
なんでもそうですが、素晴らしいものをもっていても、それを使いこなす能力がなければ宝の持ち腐れということになってしまいます。
世の中には、常識では考えられないほど素晴らしい記憶力をもった人がいます。カメラのような記憶力とか、テープレコーダーのような記憶力と言われるほどの能力をもった人がいます。
特に、カメラのような記憶力には、直観像の能力が発達していて、見た物をそのまま映像として記憶してしまう能力です。
記憶力以外にも大切な能力
資格試験や受験勉強などで、とにかく覚えられないと言っている人にとっては、もううらやましい限りです。
テキストや参考書をぼんやりと1~2分眺めているだけで、はっきりと記憶できてしまうというのであれば、どんなに勉強が楽だろうと思うと思います。
ところが、必ずしも良いことばかりではありません。
この直観像の能力にすぐれた人は、思い出すことはできますが、抽象概念を扱うことが難しく、せっかく覚えていることを組み合わせて考えることができません。
実は、記憶力も大切ですが、それを使って思考できる能力のほうがもっと大切です。
パソコンに喩えるなら、多くのものを記憶していますが、それを活用できない状態、ただ覚えていることを提示するだけとなってしまいます。これではその記憶を立体的に活用することはできません。
直観像に優れた人は、なぜ思考力の元となる抽象概念が使えないのか
直観像に優れた人は、抽象概念を操ることがなかなかできないのは、抽象概念は具体的なイメージとして見ることができないからです。
人は、子供のころ、見たものをそのまま細部にわたってまで記憶しているという能力を子供のころ持っていたりしますが、おとなになり、抽象概念を取り扱うことが多くなるにしたがって、その能力を失っていくと考えている専門家もいます。
抽象概念によって、覚えたことを組み合わせて、新たなものを想像していったり、知性を柔軟に働かせることで、創造的な仕事ができます。
絶対に忘れない記憶力を手に入れたい、栗田式記憶術
絶対に忘れない記憶力を手に入れたいということは、現在の知識偏重社会においては、多くの人が望んでいることです。
そこで、能力開発法を8つの分野に分けて、記憶術の26の法則をまとめたのが、医学・薬学博士でもある栗田昌裕氏の提唱する栗田式記憶術です。
記憶力は誰でもいつでもアップできます。ちょっとした訓練を行うことで、記憶力はどんどんと高まっていきます。
そして、、誰にも効果抜群の記憶力アップ法をまとめたのが、栗田式記憶術です。