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ウイルス除去率99%マスクでインフルエンザは予防できる? できない?

インフルエンザが流行する季節になりました。
早い人だと、もうすでにインフルエンザワクチンの接種を受けたという人もいるかもしれません。
インフルエンザは、高熱がでて、頭痛がしたり関節のフシブシが痛くなりつらく、できればかかりたくないものです。

ウイルス除去率99%マスクの効果は

インフルエンザの予防接種以外に、予防方法として真っ先に思いつくのが、マスクだと思います。
薬局、ドラッグストア、コンビニやスーパーなどでも、ウイルス除去率99%などという表示がされたマスクが何種類も並べられています。
しかし、この表示こそ落とし穴なのです。
普通の感覚だと、ウイルス99%除去というと、かなり防いでくれそうな気がします。
でも、よく考えてみてください。もしこれが本当であれば、マスクをしていればほとんどインフルエンザウイルスに感染しないということになり、流行もしないのではないかということになってしまいます。

それじゃ、マスクに書いてあるウイルス99%除去というのはウソなのかというと、これもウソではありません。
もしウソであれば、景品表示法で製造メーカーば罰せられてしまいます。

実は、ウイルス除去率99%というのは、フィルタ補集効率数値といって、あくまでもフィルタの性能を示しているものなのです。
したがって、マスク製品本体の性能を示しているものではないのです。

マスクを良くみるとちゃんと注意表示が

ええ、そんなの詐欺のようなものじゃないか! ふざけるな! と思うかもしれませんが、ウイルス除去率99%などと記載してあるマスクの表示を見てみると、「マスクは感染を完全に防ぐものではありません。」ときちんと注意書きがしてあるのです。
これは、マスクには表示・広告自主基準があり、そのルール則って記載されているものであり、ルールに則って表示されているならば、ちゃんと8ポイント以上の大きさの文字で記載されているのです。
8ポイントというと、ちょうど食品などを買った時、原材料表示があると思いますが、食品の原材料表示も原則は8ポイント以上になっているので、それと同じ大きさでは記載されているはずなのです。

どんな高性能なマスクをしても、装着には限界がある

どんなに優秀なマスクをしても、マスクの装着の仕方には限界があるのです。
医療機関で、医療従事者が厳格な管理のもとマスクを装着するのであればいざ知らず、一般人がスーパーやドラッグストアで買ってきた市販のマスクを装着するとき、実際問題としてそんなに厳密に装着はできません。
一方、インフルエンザウイルスは、髪の毛の直径の20分の1の大きさです。頬や鼻の横のすき間からはどんどんインフルエンザウイルスが侵入してきてしまうのは当たり前のことなのです。

どんなにきちんと装着しているつもりでも、どうしてもある程度のすき間はできてしまいます。
もちろん物理的に直接飛沫を吸い込む確率を減らすことはできますし、口内や鼻の中の湿度を保つことができるという点はありますが、それでもウイルスから完全に防御することはできず、100%予防できるというわけにはいきません。

 

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インフルエンザの予防に有効な15秒手洗い

インフルエンザウイルスは、飛沫感染、接触感染をするので、こまめなうがい、手洗いが基本になります。手洗いは石鹸で15秒ほど洗うと、インフルエンザウイルスは100分の1にまで減少するという研究報告がありますので、爪の先から手首に至るまで洗い残しがないように丁寧にもみ洗いして、しっかりと洗い流すことが大切です。
うがいは、インフルエンザが体内に入るまでにすれば効果的ですが、インフルエンザウイルスは感染速度が速く、そのため、こまめに、できれば15分おきにうがいをしていないと防ぐのは難しいでしょう。
マスクも手洗いもうがいも、これで完璧というものではありませんが、ウイルス除去率が高いマスクを正しくして、手洗いやうがいをこまめにすることで、ある程度の予防にはなります。

 

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