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体の毒出しをするスペシャルドリンクの作り方と飲み方

体の毒だしをするスペシャルドリンクですが、これはアーユルヴェーダの考えに基づくものなので、まずは簡単に、アーユルヴェーダの説明をします。

アーユルヴェーダというと、インド文化の基礎ともなったヘルスケア体系です。
アーユルヴェーダは、2つのサンスクリット語からなる言葉で、『命』を意味する「アーユル」と、『知識・科学』を意味する「ヴェーダに由来しています。

医学大系とは違う、アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダというと、インドの医学と思っている人も多いかと思いますが、実際には少しニュアンスが違います。
アーユルヴェーダは単なる医学大系とは違い、寿命を延ばすことにより、最終的には自己実現を可能にするという考えのもとにある、幸福をもたらす科学・信仰・哲学を包含する生き方そのものになります。

アーユルヴェーダの風・火・水

風・火・水というと、中国の五行説に出てくる木・火・土・金・水、あるいは気・血・水を連想する人もいるかと思います。
アーユルヴェーダは、紀元前1500年ごろに作られ、後に中世ヨーロッパ医学の基礎にもなり、中国医学にも大きな影響を及ぼしていますが、この風・火・水というのはアーユルヴェーダ独特の考え方なのです。
アーユルヴェーダでは、人間は誰でも3つのエネルギーを持っているとしています。
その3つのエネルギーこそが、風(ヴェータ)、火(ピッタ)、水(カパ)になるのです。
中国医学ではよく気血水のバランスというようなことをよく言われますが、アーユルヴェーダにおいても、この風(ヴェータ)、火(ピッタ)、水(カパ)のバランスが崩れると、消化力が落ちて、食べたものが未消化のママ残ってしまい、毒になるという考え方をしています。
つまり、風(ヴェータ)、火(ピッタ)、水(カパ)のいずれかが増えすぎてしまうと良くないということなのです。
そして毒がたまってくると、便秘になったり、冷えが起こったり、ほてったり、体がむくんだりといった不調がでてきて、病気につながっていくという考え方をしています。

毒出しの最強ドリンクは

さて、風(ヴェータ)、火(ピッタ)、水(カパ)のバランスが崩れて毒が溜まってしまったら、体が不調をきたし、病気の原因になったりしますが、この毒を体の外に出すいわゆる『毒出し』が大切ということになってきます。
そして、この『毒出し』に効果的なアイテムが、あるドリンクなのです。

そのドリンクとは・・・

実は白湯なのです。
10分沸騰させただけの白湯です。飲むと毒を洗い流してくれるというのです。
熱い白湯をゆっくり飲むことで、胃腸が温まり、消化力が高まり、便秘なども改善すると言われています。

毒出しをする白湯の作り方と飲み方

白湯の作り方は、まあ、水を沸騰させればいいんだろ? と言われそうですが、正にそうです。

白湯の作り方

1.やかんに1L以上の水を入れて、蓋をして沸騰させます。
2.沸騰したら換気扇をつけて蓋を開け、10~15分沸かし続けます。
3.10~15分経ったら、火を止めてカップに100~150mL注ぎます。

白湯の飲み方

一気に飲むのではなく、少量ずつ、すするように飲んでいきます。
100~150mLを1日5~6回、つまり1日合計700~800mL飲みます。
飲む時間は、朝起きて1杯、日中は朝作った残りを保温ポットに入れて、食前や食中に飲みます。
冷えがある人は、入浴する前に1杯飲むのも良いでしょう。