健康・美容・賢脳

健康・美容・賢脳に関連したポータルとして、知識や情報、トピックスを提供していきます。

恋すると人は若返る

 

恋をすると若返るって本当なのか よく『恋をすると若返る』というようなことを言います。 本当にそうなのでしょうか。

子供から大人になるのが思春期だとすると、大人から高齢者へとなっていく過渡期は思秋期といえるのかもしれません。

年齢でいうと、45歳を過ぎたあたりで、このころになると性ホルモンの分泌が低下してきます。

f:id:yakujiman:20190425225152j:plain

性ホルモンと老化

性ホルモンの分泌が低下してくると、前頭葉が委縮してきてしまいます。

そうすると何が起こるかというと、若いころと同じような感情を維持することが難しくなってくるのです。

つまり、わかりやすく言うと、性別特有の感情がなくなってきて中性化してしまうのです。
そして肌などのツヤもなくなり、一気に老け込んでしまったりします。

この前頭葉の委縮を防ぐためには、前頭葉を刺激してやることが大切です。

そのためには、何歳になっても男女の性別を意識して恋をするということも大切なのです。

何歳になっても恋をする人は、目がかがやいていてツヤもよくいつまでも若々しいのです。

恋する女性がきれいになる理由とは

恋をして好きな人ができ、その好きな人から電話がかかってきたり、メールが来たりすると、胸がドキドキしてときめくものです。

このときめきタイムに何が起きているかというと、快感を呼ぶドパミン、幸福ホルモンともいわれるセロトニンなどが分泌されているのです。

そして、ドパミンセロトニンが分泌されると、前向きな気持ちになってきて、女性ホルモンのエストロゲンの分泌も増えてきます。

男女限らず、好きな人ができると、よりファッションやメイクに気を配るようになる人が多く、そうしたことも恋をするときれいになるという所以なのですが、それだけではなくホルモンも大きく影響しているのです。

エストロゲンは美容ホルモンともいわれてい手、分泌されると肌や髪にツヤがでてきてきれいになるのです。

恋する男性は仕事ができるようになる

恋した女性がエストロゲンの分泌が増加するのに対して、男性では男性ホルモンであるテストステロンが多く分泌されてきます。

このことにより、体格が引き締まりより男らしくなっていきます。

よく彼女ができると、スポーツ選手の成績が上がったり、会社での働きがよくなったりする人がいますが、これも恋することによりテストステロンが分泌されることに深く関係があります。

テストステロンは、競争心とも深い関係があるので、恋してテストステロンが分泌されることにより競争心が高まり、より高いパフォーマンスを発揮できるようになるのです。

痛ましい事故、高齢者ドライバーのせいだけにしていいのか?  AT車の欠点

最近、高齢者の運転ミスによる痛ましい事故が多発している。

なぜ縁石に接触しているのに、アクセルを踏み込むのか?

単に高齢者の問題にせず、自動車メーカーも自動車自体の設計を考える時期に来ているのではないだろうか?

 確かに高齢ドライバー自体の人口が増えていること、情報化社会になり昔は報道されなかったような事故まで報道されるようになったということも原因であろうが、私は自動車メーカーの対応の遅れ、怠慢が招いた部分も多いにあると思うのです。

特にAT車の設計自体に問題があるんじゃないかと思うのです。

起こった事故を高齢者のせいにするのは間違い

これは報道側にも非常に問題がある。
高齢ドライバーが事故を起こすと、すぐに高齢ドライバーの運転技術が未熟だからだとなってしまう。

何も考えない無能なマスコミは、ろくに調べもせずに

「高齢者が車を乗るのが間違いだ」

「高齢者は免許書の返納すべきだ」

と報道してしまうのである。

むしろ、AT車などによる設計上にも問題があることを大々的に報道すべきではないだろうか。

その証拠がこれ!

f:id:yakujiman:20190424175445j:plain


これは、アクセルとブレーキペダルの踏み間違い事故 - 交通事故総合分析センターの資料です。

https://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info124.pdf


このグラフ、一見すると非高齢者に比べて、高齢者のペダルの踏み間違いが多いと見えるが、縦軸をみてもらいたい。 そもそも目盛が違っている。

非高齢者でも、かなりペダルの踏み間違いによる事故を起こしているのです。

高齢者は、全事故に対するペダルの踏み間違いによる事故が多いためやり玉にあげられますが、事故の絶対数から言うと、若者は少ないとは決していえないのです。

そして、ここ10年で高齢者のペダル踏み間違いが多くなっていて、若者が増えていないというのであれば、ここ10年でどういう変化があったかを考えるべきでしょう。

もちろん高齢化社会になって高齢者の数が増えたこともあると思いますが、AT車が増えたこと、さらにギアがボタン式になったり、AT車でもクリープ現象が起こらない車が出てくるなど、ちょこちょこ車のしくみを変えて、新車を売り込んできた自動車メーカーがある。

なぜそういったところに問題が隠されているのではないかと考えないのだろうか。

確かに、一方通行の逆走や一時停止無視といったものはドライバー側の不注意ですし、車の側面をすったとかなどはドライバーの運転技術の未熟さからくるものですが、高齢者ドライバーの事故の多くはアクセルとブレーキを踏み間違えたというような事故が多くなっているのです。

何から何まで高齢者の運転技術が未熟だという一言で片づけているのは、違うんじゃないかなと思います。

自動車メーカーは、自動ブレーキシステムなどを開発して事故防止に努めていて、これは良いことなのですが、AT車の設計も見直し絶対踏み間違えないようなシステムも開発すべきではないだろうか。

報道されないAT車の欠点

事故が起きるとすぐにドライバー側の問題ばかりとりあげられますが、自動車の設計上の問題点の議論にはなりません。

自動車産業は、世界の競争の中で、日本の基盤産業となっています。国際競争力という視点からも、国もAT車の欠点にある程度目をつぶっているところもあり、それをマスコミも忖度しているという面があるのだろうとかんぐってしまいます。

はっきり言うと、踏み間違いの事故はAT車の設計上の問題

昔は、すべてマニュアル車だったから踏み間違いも少なかった。

ペダルは左からクラッチ、ブレーキ、アクセルとなっていて、左足を使って運転します。

オートマティック(AT)車は、右足だけでブレーキとアクセルを踏む構造になっていて、しかもペダルが隣同士になっている。

こんなバカなことは、他業種では考えられない。
だって、ストップとスタートという全く真逆に作動するペダルがすぐ隣に並んでいて、それを右足だけで操作するのである。

人間の脳の働きや身体上の特性から考えても、高齢者じゃなくても、若者だってミスしかねない。 実際に若者による踏み間違いによる事故も多発しているのです。

なぜ事故が起こるのか、改良すべきペダル

AT車はいろいろと改良され、最近ではクリープ現象が起こらないものもでてきている。

つまりアクセルを踏み込まないと発信しないもの。
さらに、ギアがボタンになってきていたりする。
このように、ちょこちょこ新車が出て、そのたびに自動車の操作方法が変わると、高齢者だけでなく若者でさえとまどっていまう。

私は、こうした操作方法がレバーからボタンになったりするようなことも、事故を誘発しているのではないかと思うのです。 レバーに慣れた人が、ボタンを押し間違えたら、前に進むと思っていたのに後ろに進んでしまいガチャン!といった感じです。

そもそも、人間の心理や行動を考えて計算にいれて設計してるの?

人間は事故を起こすとパニックになります。
そして、そうなると人間は反射的に手を離したり、足を伸ばしたりします。

これは人間のクセなのです。

事故でぶつかった車が、なぜさらにスピードを上げてさらに事故を大きくしてしまうのか。

普通、事故が起きたらすぐブレーキを踏むだろうと思いがちですが、パニックになるとアクセルに乗せた足を伸ばしてしまい、さらに自動車を加速させてしまうことになるのです。

少なくとも、全ての自動車に自動ブレーキシステムを導入し、導入された車以外は運転しちゃダメ!とするとか、接触を感知した時点で自動的にアクセルペダルをいくら踏み込んでも解除しなければ作動しないしくみにするとか、いろいろと改良できそうなものなのだが。。。

知っていると一目置かれる食べ物の微妙な違い

 

 

 

今回は、食べ物に関して似て非なるものに焦点をあててみます。

もりそばとざるそばの違いって海苔のあり・なしじゃなかった?

f:id:yakujiman:20190423171053j:plain

サラリーマンの昼食の定番といえば、立ち食い蕎麦屋でのもりそばやざるそばです。

どちらも、冷たい蕎麦で、麺をつゆにつけてズズズーとすすって食べるもので、薬味にネギを入れたりします。

もりそばざるそばの違いというと、多くの人が、ざるそばは、もりそばの上に海苔がかかっているものと思っている人が多いと思います。

蕎麦は落語にも出てくるとおり江戸時代に多くの庶民に食べられていましたが、最初は知るをつけて食べていました。

そのうち、汁を麺にぶっかけてたべるぶっかけというスタイルがでてきました。これは汁を麺にかけてたべるということから「かけそば」になっていきます。

そして、「かけそば」と区別するために、従来の汁をつけて食べていた蕎麦は「もりそば」と言われるようになったのです。

その後、ざるに入れたものが登場して「ざるそば」と呼ばれるようになりました。 そのうち、ざるそばには海苔を散らしたり、濃いめの汁をつけたりするようになり、もりそばと区別が図られるようになっていき、現在では、主に海苔の有無によってざるそばともりそばが区別している店が大半になっています。

スパゲッティとパスタは別のもの?

もりそばとざるそばの話が出たので、ついてにもう1つ麺類に関連した雑学を1つ イタリアンに行こうという時に、今日はどのパスタにする?といった会話があったりします。

パスタというとおしゃれなイメージがあり、スパゲッティは家庭でたべる庶民的なものというイメージがありますが、どうなのでしょうか。

実は、パスタスパゲッティには明確な区別があるのです。

え!? それじゃミートソーススパゲッティって、スパゲッティだけどパスタじゃないの?と思うかもしれませんが、正解はスパゲッティであり、パスタであるのです。

どういうことかというと、パスタは、小麦粉をこねて作ったイタリアの麺類の総称をいいます。 一方スパゲッティは、パスタの種類の1つで、細長く仲が空洞ではない麺のことを言います。

つまり、スパゲッティはパスタの1つの形態であり、パスタというと、スパゲッティのほかに、マカロニであったり、ペンネであったり、ラビオリも入るのです。

自分の髪によく触る人の心理とは

 

人と話していると、やたらに自分の髪に触る人がいます。

自分の髪・頭に触れる人の心理はどうなっているのかについてまとめてみました。

髪をさわる人は、話を聞いてるの?

特に女性に多いのですが、会話の最中にやたらに髪を指にくるくると巻き付けたり、髪・頭を過剰になでていたりする人がいますが、あまりいい印象は与えないかもしれません。

髪を触っていると、相手はマイナスのイメージをもってしまいがちです。

話をしているのに自分の髪を指にからめてもてあそんでいると、話に興味がないのかなと思われてしまいます。

退屈している証拠だと判断されるわけです。 特に毛先を指でくるくるは最悪です。

実際に、毛先を指でくるくるする行為は、退屈しているときか、集中しているときかのいずれかに出てきますが、たいていは退屈な時にでているとみなされがちです。

どうでもよい日常会話であればそれでも問題ないかもしれませんが、仕事関係であったり、真剣に相談を聞いているようなときは、必要以上に髪や頭をいじるのは控えたほうが良いかもしれません。

また、髪を頻繁に触っていると、毎日髪を洗って清潔にしていたとしても、不潔っぽいイメージを持たれてしまうことがあります。

髪をよく触る人って自己愛が強くわがまま?

f:id:yakujiman:20170129135016j:plain

髪を触るという行為は、どうして行うのでしょうか。 幼い時に頭をなでてもらった安心感を得てきたことから、不安をなだめたいというときには、髪や頭を触るという行動を無意識のうちにやっていると考えられます。

つまり、安心感を得たいためであり、自分に注目してほしいという気持ちもあります。
あるいは甘えたいという気持ちがあります。

これがわがままで自意識過剰と映ってしまう可能性があります。 特に、毛先をくるくるとするのではなく、何気に何度も何度も自分の髪に手をやる人は、相手にしてほしい、かまってほしいという気持ちの表れであったり、自自分自身をもっと褒めたいという思いがあるときにこのような行動がでてきます。

代償行為

心理学では、『代償行為』というものがあります。 褒めてもらいたい時に、子供であれば、親から頭をなでてもらったりしますが、大人にもなるとそんなわけにはいきません。

そこで、親から頭をなでてもらえない代わりに、自分で髪や頭に触れるのです。 こうすることで、さびしさをなぐさめたり、不安な気持ちを落ち着かせたりしているのです。

自分に触れるのは女性が多い? それとも男性が多い?

自分に触れるというと、女性が髪を指でくるくるしている姿を連想し、女性のほうが自分に触れる人が多いのではないかと思うかもしれません。

しかし、自分に触れる傾向がある人は、女性よりも男性に多いといわれています。

なぜならば、男性は女性に比べて、まわりの人からボディータッチ、つまり触れられたりする機会が少ないため、触れられたいという気持ちが強いからだといわれています。

ちなみに、男性が触れられてうれしい部分は、二の腕だそうで、こうしたことからもデートのときは腕を組んで歩くとよさそうです。

義理でホメるコツ

 

人は褒めて持ち上げておけばいいという人もいます。

もちろん、ゴマをするようなことは嫌いだという人もいますし、できれば人を褒めて持ち上げるなんていうことはしたくないという人もいるでしょう。

しかし、世の中を人並みに渡っていくには、どうしても人を褒めて持ち上げなければならないときもあります。

褒めて持ち上げておきたい人は意外といるもの

f:id:yakujiman:20190421230531j:plain

初対面だけれども、今後お世話になる人や、今後取引が期待される取引先相手の重役などは、褒めて持ち上げたくなくても、そのようにしておいたほうがあとあと自分の得につながります。

仕事関係でなくても、例えば、婚約者の両親や加須気宇、いわゆるママ友と言われる子供の同級生の親など長い付き合いになりそうな人には、できるだけいい印象をもってほしいですし、褒めて持ち上げておきたいものです。

別に、俺は人からどう思われても、それで損してもかまわないという人は、それでいいでしょうが、なるべくならば、ちょっと相手お褒めておけば損することはないとなれば、あえて不器用な道を選ばなくてもよいのではないでしょうか。

そうはいっても歯の浮くようなセリフはちょっと

ゴマすりは嫌だという人の中には、コントやドラマの中にでてくるゴマすり社員を連想して、それに嫌悪感を抱いている人も結構いると思います。

それほど大した仕事でもないのに、「いやー、すごく丁寧でさすが仕事のプロですね。」なんて見え透いたゴマすりをしても、よほどおめでたい人でもなければ、逆にいやみに受け取られたりします。

特に、現時点のことについて褒めて持ち上げると、見え透いたおべっかになりやすいのです。

もちろん、本当にすごいと思って褒めていれば問題ないのですが、褒めたくもないけど仕方なく褒めておくかという態度でホメていると、褒める内容が雑になり、逆に相手が自分でもそれほどでもないといったところを褒めてしまったりします。

そうすると、こいつ見え透いたお世辞をいいやがって・・・ となってしまうのです。

どうやって褒めて持ち上げればいいのか

褒めて持ち上げたいと思ったときは、可能性について褒めてあげるとよいでしょう。

「あなたのように英語が堪能な人なら、これから海外の企業との契約も増えるでしょうね」

「ここのあたりは緑がいっぱいで、季節季節でその移り変わりが楽しみでしょうね」

このように可能性をにおわすような、それでいて前向きな感じの言葉で持ち上げるのも一つの方法です。

ポイントは、目に見えるものを褒めるのではなく、まだ実現されていない今後のことについて褒めるとよいでしょう。

褒められ持ち上げられて快く感じれば、そのようになろう、しようとしてくれるかもしれません。

 

激励・応援の言葉はがんばって!をちょっと変えて言うとよい

「がんばって!」を少しだけ変えると響くひと言になる 激励の言葉や励ましの言葉は、私たちがコミュニケーションをとる中でも、難しいものがあります。

励ましの言葉といったら?

ここで、「励ましの言葉」といったら、どんな言葉でしょうか? と質問をしたとすると、大方の人が、「がんばって!」をあげるのではないでしょうか。

残酷な言葉の「がんばって!」

よく言われるのが、「がんばって!」という言葉は、励ましている方はしっかりと励ましているように感じているかもしれませんが、声をかけられたほうは違います。

俺、もうこんなに頑張ってるのに、もうこれ以上どう頑張ればいいんだよ。

となってしまい、言われたくない言葉のトップかもしれません。

頑張ってるのに頑張れって、勝手なことを言わないでくれというようになり、相手の気持ちを逆なですることにもつながりかねません。

すでに本人がいろいろと努力を重ねてきているところに、周囲から「がんばって!」と言われても、それでやる気が改めて出てくるというものでもなく、余計なこと言わんでくれとなる確率のほうが高いのです。

上司が部下に「がんばって!」は言うべきではない

部下に仕事を頼んで、頑張っている部下に「がんばって!」というようなことを言うと、部下は、

 

何言ってるんだよ。こんな仕事押し付けておいて、その当人ががんばれって無責任だよな

 

というようなことにもなりかねません。

 

それがたとえ自分が楽をしたいから部下に仕事を依頼したのではなく、部下の成長を願って、多少荷が重い仕事を頼んでいたとしても、部下はやらせておいて「がんばって!」は無責任だと思うかもしれません。

「がんばって!」と似てるけど全然違う言葉

似てるけど全然違うとは矛盾した言い方ですが、「がんばって」の言い回しをちょっと変えるだけで、伝わるニュアンスは全然かわってきます。

その言葉とは

「がんばってるのね」「がんばってきたのね」

です。

f:id:yakujiman:20190420223307j:plain


同じ「頑張る」という動詞を使って、ちょっと言い換えただけです。だから似てるけど全然違うのです。

 

「がんばってるのね」は、言われたほうからすると、自分の頑張りを認めてくれたんだとなります。

そして、声をかけてくれた人に対して、この人はちゃんと見ててくれたんだと感じ、信頼感がアップするのです。

「がんばるのもいいんだけど、あまり無理するなよ」というような言い方だと、部下は慰労されたと感じて、理解のある上司として再認識されるのです。

そして、モチベーションがあがり、もっと頑張ってやろうとなるのです。

同じ動詞でも、表現方法をちょっと変化させるだけで、これだけ相手が受け取るニュアンスも変わってくる、コミュニケーションの難しさを実感させられる一例なのかもしれません。

アトピー性皮膚炎は、汗をかいたほうがよくなる

 

皮膚が痒い(かゆい)と、うっとうしくてついつい掻(か)いてしまいます。

しかし、痒い皮膚を掻いてしまうと、皮膚が刺激に対して敏感になり、より痒くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

成人にも意外と多いアトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の患者数も年々増加傾向にあり、厚生労働省平成26年の患者調査によると、アトピー性皮膚炎の総患者数は推計45万人いると言われています。

これとは別に、厚生労働科学研究では、2006年から2008年にかけてのデータですが、成人のアトピー性皮膚炎有症率について、次のようなデーターも出ています。

 

アトピー性皮膚炎の年代別有症率

20歳代 10.2%

30歳代  8.3%

40歳代  4.1%

50~60歳代 2.5%

 

アトピー性皮膚炎というと子供の病気というイメージもありますが、特に20歳代の女性の有症率も高く、30歳代の若い成人いおいても頻度の高い皮膚疾患である可能性が示されています。

(参考 : アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018』 

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/atopic_GL2018.pdf

アトピーの人は汗をかいたほうが良い

若い成人にも意外と多いアトピー性皮膚炎ですが、皮膚が痒くなったときの不快感、ついつい掻きたくなる衝動に悩まされている人がそれだけ多いことになります。

アトピー性皮膚炎の場合、汗をかくと悪化してしまうというイメージがあり、アトピー性皮膚炎の人は汗をかくことを恐れて、運動を控えたりします。

しかし、そのイメージとは逆で、汗を十分にかかないと、アトピー性皮膚炎の症状が悪化する可能性があるのです。

汗をかかないアトピー性皮膚炎の患者

アトピー性皮膚炎の患者さんは、健常人に比べて汗の量が少ない傾向にあることがわかっています。

汗の量が少ないとどうなるかというと、汗による気化熱により皮膚にたまった熱が発散されるのですが、それが発散されず中に熱がこもってしまうことになります。

その結果、肌が痒くなりやすくなってしまうのです。 また、アトピー性皮膚炎の人は、自律神経、中でも交感神経の乱れが起こり、それにより発汗機能が低下します。

アトピー性皮膚炎という状態

アトピー性皮膚炎になっていると、肌のバリア機能が損なわれ、角質の水分量が低下してきます。 そしてその角質の水分量は発汗の影響を受けるということが証明されています。

なぜならば、放置していると、それが痒みを引き起こすことがあるからで、汗をかいたら速やかに洗い流すことが大切です。 すぐに洗い流せないといった場合は、おしぼりなどで拭きとるとよいでしょう。

汗をかかないことによる影響

汗をかかないとどうなるのでしょうか。
汗は、保湿作用、感染防御作用、体温・皮膚温度の上昇作用などがあります。

つまり、汗をかかないでいると、保湿作用が弱くなり肌の乾燥につながりますし、細菌などの感染がおこりやすくなります。

また体温や肌の温度が上昇することによる刺激で痒みが増してしまいます。

汗はかいたほうが良いのだが、一点だけ注意が必要

汗はかいたほうが良いのですが、1つだけ注意が必要です。 それは、汗をかいたらそれをそのまま放置しないということです。 皮膚が痒い(かゆい)と、うっとうしくてついつい掻(か)いてしまいます。 しかし、痒い皮膚を掻いてしまうと、皮膚が刺激に対して敏感になり、より痒くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

 

f:id:yakujiman:20180301221009j:plain

アトピー性皮膚炎の患者さんは、健常人に比べて汗の量が少ない傾向にあることがわかっています。

汗の量が少ないとどうなるかというと、汗による気化熱により皮膚にたまった熱が発散されるのですが、それが発散されず中に熱がこもってしまうことになります。

その結果、肌が痒くなりやすくなってしまうのです。
また、アトピー性皮膚炎の人は、自律神経、中でも交感神経の乱れが起こり、それにより発汗機能が低下します。

アトピーの場合は、しっかりと運動をして汗を出し、汗をかいたら速やかに洗い流すか、おしぼりで拭きとることが大切です。