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あなただけを見つめていたい! でもそれは若い時だけ? 夏の花の恋

夏の花といったらどんな花をイメージするでしょうか。
黄色い大輪の花を咲かせるヒマワリを連想する人も少なくないのではないでしょうか?

夏のシンボル、ヒマワリ

夏の日の光を浴びて、まっすぐ伸びた茎の先に、円形に広がった大きな黄色い花は、存在感もあり、正にヒマワリは夏のシンボル的な花になっています。

ヒマワリとゴッホ

ヒマワリと言えば、ゴッホの絵を連想する人もいるかもしれません。
ゴッホは、日本の浮世絵から強い影響を受けて、日本を光あふれた国だというふうに想像し、南フランスの田舎町で、「ひまわり」を描いたと言われています。
ヒマワリは、やはり光輝くまぶしい存在としての意識があるのでしょう。

ヒマワリが太陽を追って首を回すのは若い時だけ

ヒマワリの和名は、 「向日葵(ひまわり)」で、その名前の由来は、太陽が移動するにつれて、その方向を追うように花が回ることから言われているとされています。

しかし、実際にヒマワリの花を観察していても、太陽を追うような花の動きはほとんどわからないでしょう。
ヒマワリは、花が咲く前、若い芽生えの時期は、茎の先端部が太陽の動きを追って、東から西へと首を振るので、この時期の花の動きをみた人が、名づけたのではないかと思われます。

中には、シロタエ向日葵などのように、太陽の動きに合わせて動くのがわかりやすいヒマワリもあります。

なぜ、若い頃は太陽を追うのか

若い時期は、成長促進ホルモンが多くでていて、茎はどんどん伸びたい来ます。この場合は、植物の屈光性の性質の影響で、茎の先端は太陽のほうへ向かって曲がっていきます。
多量の光で、多量の成長促進ホルモンをつくった側がよく伸びることによって、その結果、茎全体が太陽の方へ曲がっていくのです。

ヒマワリに日が差し込むと、日の光が当たる角度によって葉に当たる光の量に差が出てきます。
この差のバランスを取り、茎の両側の成長スピードを合わせるためにも、ヒマワリは成長している若い時期は、太陽を追って回っていきます。

あなただけを見つめていたい

ヒマワリの花言葉は、まさに太陽をずっと追って首を振るというところから、「私はあなただけを見つめる」というものになっています。
まさに、真夏の情熱的な恋にピッタリの花言葉になっています。

その他には、「愛慕」「崇拝」「熱愛」「憧れ」「光輝」といった良い意味での花言葉が多くなっていますが、「にせ金貨」「偽りの富」という意味もあります。
太陽に向かって、まっすぐ伸び、大きな黄色い花をもち、明るいイメージしかないヒマワリでも、マイナスのイメージをもつ花言葉があることは、物事にはどんなものにも表と裏があるということにつながるのかもしれません。

また、ヒマワリが「あなただけを見つめていたい」と太陽を向いて、花を回すのも、成長期の若いうちということを考えると、なんか人間の恋にも似ている部分もあるのかもしれません。