サラリーマンも学びたい、指原莉乃という生き方
指原莉乃さんといえば、今や人気女性アイドルグループHKT48チームHのメンバーで、総選挙でもみごと1位を獲得し、センターの座を射止めました。
まあ、サラリーマンで言えば、若干22歳でトップに立った出世頭とでもいうべき存在になるのでしょうか。
指原莉乃さんの魅力とは
指原莉乃さんは、総選挙で1位となりましたが、お世辞にも美人とはいえないでしょう。それどころか、平気でお笑い芸人顔負けの、変顔を披露したりしています。
歴代のセンター経験者と比較しても、前田敦子さんは、美人で守ってあげたいという感じで、大島優子さんは、踊りも歌もしっかりできる名実ともに実力派のお姉さんといった感じです。渡辺麻友さんは、笑顔がかわいらしい美人でアイドルらしいアイドルといった感じです。
これに対して、指原莉乃さんは、どちらといえば、そんじょそこらにいそうなイモ姉ちゃん。歌や踊りも下手ではありませんが、決してうまいとも言えないでしょう。
美人というわけでもなく、歌や踊りが特別にうまいというわけでもないのに、なぜ指原莉乃さんは1位になれたのでしょうか。多くのファンを持つことができたのでしょうか。
これはビジネスの社会にも通ずるものがあります。
指原莉乃さんがもっているもの
指原莉乃さんは、根本的にお客さんが喜んでくれればいいというスタンスで仕事をやられているといいます。プロ根性というべきところでしょうか。
ビジネスにあてはめると、顧客第一主義! まさにこれ一番大事なところですよね。
自分が変顔になろうが、ヘタレと言われようが、周りが受けて番組が盛り上がり、しいては視聴率があがってくれれば、視てくれた人もハッピー、共演者もハッピー、番組スタッフもハッピーというわけです。
さっしーが優れているプロデュース力
番組スタップも、共演者も、司会者も、アイドルとして気取ったところがなく、空気も読め、シャレたトークもでき、時として芸人顔負けの返しもしてくれる。 周りの人からは、自然と、困ったときは指原に振ればなんとかしてくれるというような雰囲気もでてきます。
周りからすれば、いじりやすくて、いざというときに頼りになる可愛い奴ということで、かわいがられたりもすることになります。いじられ上手だから、当然テレビ画面での露出も多くなっていきます。
こういったことも含めて、指原さんは、プロデュース力に優れていると言えるでしょう。
彼女にしかない、他のアイドルにはない、独特な雰囲気をもっている、それが指原さんなのかもしれません。
秋元氏いわく、指原莉乃さんは、将来はAKBグループの裏方をやっているかもしれないと述べていますし、バラエティでのトーク力や気遣いを買われて、放送作家にならないかというお声までかかっているといいます。
ヘタレについても、よく言われますが、恋愛関連で問題を起こし、AKB48からHKT48になり、本当のヘタレだったら、もう這い上がってこれないでしょう。ところが彼女はそのどん底から、みごとセンターの位置まで返り咲いてみせました。
腐らず、どん底からでも這い上がる、まさにサラリーマンにも必要とされる能力なのかもしれません。
まさに日本人が好みそうな雑草魂というべきものでしょうか。気取ったところがなく、でも根性もある。美人でもなく、歌も踊りも特別上手くない、でもトップになれるんだぞという勇気を与えてくれているのも良いのかもしれません。
もちろん、指原莉乃さん自身、いろいろな苦労をされて、トーク力を磨き、気遣いを覚えて、今の地位にたどりついたのでしょう。お笑い芸人顔負けのお笑い芸などもやっていますが、真面目で努力家なのでしょう。
ツンとしたイメージすらあるが実はすごく優しい指原さん
どちらかというと、テレビでも思ったことをストレートに言ってみたり、AKB48のメンバーに対して生意気な口を聞いたり、ツンとしたイメージがある指原さんですが、実は周りに気遣いができる優しい性格だと言われています。
そんなことを代表するエピソードが先日ありました。
ファンを思う優しい指原さん
それは、2015年10月11日に横浜市で行われた握手会イベントのことだった。
ファンの方ならもう知っていることであろうが、6000人のファンを前に氣志團とのコラボシングル発売が決まったことが発表された後、会場でレイアウトを変更して12レーンに分かれて握手が行われていましたが、指原さんのレーンに並んでいた黄色いTシャツを着た男性がなんかわけのわからないことを言って騒ぎ出したといいます。
母親らしき中年女性がなだめようとしたが、興奮状態は収まらなかったようです。
AKB48というと、思い出すのが2014年5月の握手会での傷害事件があります。保安検査が強化されたとはいえ、多少は怖い思いをしたのかもしれません。
指原さんは twitter で、次のようにツイートしています。
「なんだか心配の声があるけど?指原は何もなく握手終わりましたよ 捏造のレポートがあがるのは嫌だねえー」
自らに危険はなかったことを強調した上で、
「叫んでた方がいらしたみたいで...」という声に対しても
「握手会にはいろんな人が来ます。普段は外になかなか出れないけど勇気を出してきてくれたり、人混みが苦手なのにきてくれたり、、応援してる人に会うと思うと、緊張して焦ってしまう人もいます」
まさに、どんな人に対しても、相手を思いやる指原莉乃さんのやさしい一面をみた気がします。
ビジネスの世界でも、不足の事態が起こったときの機転や、相手を思いやる心が大切でしょう。
もっとも、このツイートも所詮は芸能人、計算されつくりたツイートじゃないの?という見方をする人もいるかもしれません。
まあ、計算でやっていたのだとすれば、それはそれで大物ということになるのではないでしょうか。 大したプロデュース力だともいえるでしょう。