手足が冷える人の、体の悪いクセを矯正するストレッチ体操
体の状態のクセは、いろいろな姿勢のひずみからきています。
人間はストレスを受けると、循環器と発汗や体温調節に関わりの深い部分が硬直してきます。
そして体は前かがみ、つまり猫背になってきます。
猫背になってくると、腕の疲れが出やすくなったり、呼吸器に不調を打ったるようになります。
肩は落ち、呼吸器や循環器、汗やホルモンに深く関係した部分が圧迫され、心機能が低下したり、肝機能が弱くなってきたりしてしまいます。
胸郭が下がってくると腹周りも緊張してしまいます。
そして心臓や肝臓の機能が低下すると冷え症になってしまいます。
上記の図のように、立ひざのポーズをとり、手の平を上にむけて腕を組み、このポーズを基本に腕を持ち上げていくと胸郭が開き、弱った呼吸器に活力を与えることができ、手の冷えに効果があります。
さらに呼吸器が強化されるので、ぜんそくなにも有用です。
コツは、この図のように、背中にアーチをつくることで、猫背にならないことを意識します。
そして、さらに肋骨を持ち上げるように意識して腕を頭の上にあげていきまず。
この図からもわかるように、この時あまり無理に背中を反らせることのないように注意します。
そして、肘を曲げていき、指を組んだまま手の平を後頭部にあてます。こうすることで、猫背を解消し、胸をしっかりと開くことができます。
体のいろいろな部分の不調は、普段からの体のよくないクセから起こってきている場合が少なくありません。
しっかりと体をストレッチすることで、矯正していくことも大切です。