あなたは、下流老人? 中流老人? 上流老人
さて、あなたは、下流老人? 中流老人? 上流老人?
う~ん、下流老人とは、別に川の河口の方に住んでいる高齢者のこと?
はいはい、ボケはいいから、きちんと話を奨めましょう!
********************************************
えっ!? まだそんな歳じゃない?
それじゃ、どれになりたい?
って、それは当然、上流老人って答える人がほとんどでしょう。
上流層、勝ち組からがっつりと多額の税金を徴収したいところだが・・・
昔は、日本人ほとんどが中流意識があったが、今では2極化が進み、多くの下流とごく一握りの上流に別れてきて、格差社会と言われるようにその格差は年々広がっていく一方である。
上流の人間から、がっぽりと税金をいただけば、どうせ稼ぎの9割税金で徴収しても、生活していけるだろうから、そういう人たちからがっぽり税金を取ってもらいたいものである。
こんな風に、多くの中流・下流の人たちは、やっかみ半分、そう思っているだろう。
決して、上流の人間の頭脳が、中流や下流の人より良いとは思えないし、たまたま財テクの才があったとか、運が良かったとかいう人が多いのであろう。
そもなければ、経営者として、本来は従業員に還元すべき利益を独り占めにしてきたといった人もいるかもしれない。
ともかく、今の生活に困ってないんだから、多額のお金を寄付させるか、税金として没収するかしたらいいのにと思ってしまいます。
ところが、世の中はそんなに甘くできていません。
実際そんなことをしたら、富裕層のやつらは、みんな日本を脱出して、日本に下流層しか残らなくなっていまうので、もっと大変な事態になってしまう。
下流老人って、どういう人?
下流という言葉は、2005年に光文社から出版された『下流社会』というマーケティング・アナリストの三浦氏の本に由来しています。
最近では、下流老人という言葉をよく耳にしますが、いったいどういった人が、下流老人になるのだろうか。
60代の3人に1人は下流老人という恐ろしい事実
その前に、下流老人と言われている人はどのぐらいいるのだろうか。
実は、30代の3人に1人は下流老人になると言われています。
つまり、60代のお年寄りがいて、両隣にも1人ずつ住んでいたと仮定すると、そのうちの誰かが下流老人ということになります。
それじゃ、下流とか中流・上流っていっているけど、どのぐらいの割合になってるのだろうか?
下流・中流・上流の線引きはどこ? その比率はなんと1:1:1
さて、こうなると、自分は下流老人になるのか、中流老人か、はたまた上流老人になるのか、知りたいところです。
マーケティング・アナリストの三浦氏が提唱しているのは、次のとおりです。
金融資産の額で線引き
上流老人 : 金融資産が2000万円以上
中流老人 : 金融資産が500万円以上2000万円未満
下流老人 : 金融資産が2000万円以上
そして、65歳以上でみると、この上流老人、中流老人、下流老人の割合は、ほぼ1:1:1になっています。
つまり、上流老人は上位1/3、中流老人が中間1/3、下流老人が下位1/3となります。
健康な上流老人にだって魔の手はせまる最悪の社会
金融業界は上流老人の資産をより投資へ振り向けさせようと誘い、手数料収入などでがっつり稼ごうとしている。
さらには、いわゆる介護ビジネス。 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅をはじめとした介護業界、住宅業界は老後の住まいと介護を提供することで市場を拡大しようと躍起になっている。
まっとうな金融業界や介護ビジネス関連はそれでもまだいい。
中には、詐欺などがその上流老人の老後マネーを舌なめずりしながら狙っているという、なんともイヤな世の中になってしまった。
これも、日本が格差社会を作ってきてしまったツケと言わざるを得ないのだろうか。
つまり、欧米の資本主義が、古き良き助け合い精神の日本に拝金主義をもたらし、腐らせていってしまった。
こんなことを言うと、またこの欧米嫌い人間がと言われそうであるが、なんでもかんでも、欧米先進国のモノマネをするのではなく、日本はもっと日本の良さに自信を持つべきだろう。
欧米の施策なんて、結構間違いだらけだったりするのだから。
、