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被災地で盗み働くサラリーマンと、支援を行う暴力団

熊本で震度7を記録した大地震が2度も起きて、早1週間となります。
ようやく九州新幹線も博多-熊本間はなんとか開通し、熊本から博多に1時間ちょっとで出れるようになりました。

そんなおり、安倍首相は被災地を訪問し、被災者に対し「大変だと思いますが国もしっかり応援していきます」などと声をかけていました。
まあ首相としては当然のことであり、一方で選挙のためのイメージづくりなどという声もあります。

こうした震災が起こると、行政サイドの対応のまずさもいろいろと指摘されていて、実際に活躍しているのは民間からの支援であったり、プロであるボランティア団体であったりします。
体裁だけ取りつくろっている行政の人間とは本気度が違うのかもしれません。

被災地を空き巣・泥棒天国にするな

そんな中、こういった災害が起こると、雨後の筍のごとく現れてくるのが、空き巣や泥棒です。
非常に残念なことです。

熊本では被災した民家に、夜間に忍び込んでタブレットを盗んだ会社員の男が逮捕された。
タブレットを盗んで逮捕とは、盗んだ代償は大きい。


震災と暴力団の支援

サラリーマンが盗みを働く一方で、こんな中、暴力団がいち早く被災地支援に乗り出しているといいます。
暴力団の震災時の支援というと、以前山口組が、阪神・淡路大震災の時に、総本部の前で炊き出しを実施し、被災者を積極的に支援したことがありました。
山口組は、2011年に起こった東日本大震災のときも生活必需品を持って被災地に乗り込んでいったといいます。

今回も、指定暴力団に指定された神戸山口組は、熊本市に本部を置いている組が中心となって被災者に物資を配っていて、関西地区においても、こういった時こそ任侠の見せどころとして熊本支援チームを発足させ活動していこうという動きもあります。

暴力団というと、乱暴者、無法者というイメージがありましが、日本のヤクザは、混乱期こそ自分達の腕のみせどころというDNAがあります。
こういうと、すごく暴力団が美化された形になりますが、当然慈善事業ということではなく、支援に乗じて地元に溶け込んで利権を得ようという思惑もあります。

従って、暴力団被災者のために、いろいろと支援の手を差し伸べるというのは、男気があって素晴らしいものです。もちろん、困ったときこそ俺たちの結束力の出番だというのは良いことですが、利権がらみでのトラブルにも注意しないといけません。

実際に東日本大震災の復興事業においても、それに絡んだ違法な労働者の派遣や、貸付金詐欺といったようなことで、検挙者が何人もでているのは事実です。

ひと言で暴力団といっても人それぞれ違います。個人個人の良心というものを信じたいものです。