たかがBGM、されど売り上げをも左右するBGM
スーパーに行っても、喫茶店に入っても、パチンコ屋に行ってもBGMが掛かっています。 年末のクリスマスシーズンになると、街中にクリスマスソングが流れています。
たかがBGMされどBGM たかがBGMと思われるかもしれませんが、BGMには経済効果を高める働きがあります。 BGMがあることによって消費が促進されるのです。
BGMの3つの効果
BGMには、イメージ誘導効果、マスキング効果、感情誘導効果があります。
イメージ誘導効果
ゆったりとしたクラッシックのバロック音楽が流れていたりすると、心が落ち着いてきて、安らぎを演出する上品な環境が作り出されます。
また、パチンコ屋に流れている軍艦マーチなどは、戦闘モードで射幸心をあおり売り上げを上げる効果があります。
さわやかで軽快なBGMがかかっていると、気分も楽しくワクワクした気分になってくるから不思議なものです。
クリスマスにはクリスマスソング、お正月にはお正月にあった音楽が流れていることで、季節感も演じることができ、それに関連した商品も売れやすくなるという効果があります。 これらはBGMが全体のイメージを誘導するのに一役かっているのです。
マスキング効果
マスキングとは、邪魔な音を打ち消すことで、喫茶店の店内にBGMを流すことで、近くを通る幹線道路を走る車の音を消し、店内に独自の環境空間をつくることができます。
レストランでもBGMをかけることは、厨房で調理している音や食器を洗う音などを打ち消すのみならず、近くの席の客の話し声を聞こえにくくさせる効果があります。
もし、レストランや喫茶店でBGMがなかったら、街中のラーメン屋のように調理する音が聞こえたり、近くを走る車の音が絶え間なく聞こえたりすることでしょう。
このようにBGMをかけるだけで、落ち着いた空間を演出することができるのです。
感情誘導効果
リラックスをするためにクラシック音楽を聞く人がいます。
またリラックス音楽ということで気分が落ち着ける音楽がはいったCDなども販売されています。
BGMがあるだけで、ゆったりとくつろいだ気分になれることもあります。
実際に、スローテンポのBGMを流した場合、客の足取りを遅くさせて店内の滞在時間が長くなり売上が上がるというデータもあります。
たかがBGM、されどBGM。 BGMがあるかないかで、売り上げにも大きく関係してきます。
オフィスなどでは、快適な曲を流すと生産性が向上するともいわれています。 BGMにはいろいろな効果がありますが、上手にBGM効果を活用してみるのもよいのかもしれません。