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食べ方の順を気にするのが、どうしてそんなにダイエットの役に立つのか

食べる順番を考えたダイエットというものがあります。

同じものを食べたとしても、食べる順番を変えるだけで、太りやすさが違ってくるというものです。

ダイエットのための食べ方の順とは

ダイエットをするためには、いたずらに血糖値を上げてはいけないということがいわれています。
そして、同じメニューを食べたとしても、食べる順番を工夫するだけで、血糖値の急上昇を防ぐことができるのです。

では、どんな順番で食べるのが理想なのでしょうか。
それは、ズバリ

1.野菜・きのこ・海草
2.肉・魚
3.ごはん・パン・麵

なぜ、食べる順にこだわるのか

このポイントは2つ
勘の良い方なら気づいたと思いますが、
1.まずは食物繊維の多いものから食べる
2.炭水化物は後回し

食物繊維を多く含む野菜・きのこ・海草を一番最初に食べると、まず食物繊維である程度おなかが満たされます。食物繊維には、糖の消化や吸収を遅らせる作用もあります。
最後に炭水化物を摂ることで、炭水化物の食べ過ぎを抑えると同時に、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。

血糖値が急に上がると、どうしてダイエットに良くないのか

食事をすると、炭水化物などを摂ることで、それが分解消化され、血中にブドウとの濃度が上がってきます。
このブドウ糖をエネルギーとして人間は活動しているわけですが、通常の場合は、血中のブドウ糖は食後20~30分かけてゆっくりと上昇していきます。
すると、インシュリンが分泌されてきて、血糖値を下げていきます。

肥満ホルモンのインシュリン

このインシュリンは、実は血糖値を下げてくれるのですが、肥満ホルモンとも呼ばれているのです。
どうしてかというと、過剰となった血液中の糖を脂肪に変える働きがあるからです。
体に脂肪を取り込む働きがあるホルモンはインシュリンだけとも言われていて、ダイエットのことを考えると、このインシュリンは要チェックです。

先に炭水化物から食べてしまうと

先に炭水化物から食べてしまうと、空腹に炭水化物がどんどん入ってくるので、すぐに炭水化物が分解消化され、ブドウ糖となって血液中にどんどんと増えてしまいます。
すると、急激にあがってしまいますが、これをすぐに抑えるべきインシュリンが多く分泌されてしまいます。
そして、過剰となった血液中の糖を脂肪として体に蓄えてしまい、太る原因になってしまいます。

食後の高血糖は、かくれ糖尿病とも呼ばれている

一般の健康診断では、血糖値の測定は空腹時の血糖値を用いています。
そのため、食後高血糖は見逃されてしまいがちですが、逆に糖尿病予備群の場合には、この食後高血糖になることが多くあります。
食後高血糖状態をいかに見つけて、早い段階から治療を開始し対策をうつということは非常に意義があることです。