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選挙関連の広報でいろいろなことがわかってしまう怖さ

 

本日、選挙に関連して市議の立候補者の広報が入っていました。

新聞の一面の大きさのスペースが6等分され、そこに候補者のアピールポイントが記載されています。

数十名の候補者が載っており、それを全部読むのも大変です。
この広報を見ていて、つくづく伝える力というものの大切さを考えさせられました。

広報を見ていると、その人の政治的に目指すところがどうであるかは別として、自分をアピールする能力があるか、人にいろいろなものを伝える能力があるか、相手の立場や心理を考えて行動ができるか、どういった性格なのかというところまで、紙一枚で透けて見えてきてしまうところがあり、怖いなと感じました。

読む側の心理

普通に読んでいっても、数十名の候補者がアピールしている文字を1つ1つ読んでいくのは、よほど政治に興味がある人でないと難しいのではと思います。

候補者の中に知人とかがいれば、その人の部分はじっくり読みますが、その他の候補に関しては、ざっと目を通す程度という人が大半のような気がします。

ちょっとした時間に広報に目を通すといっても、新聞の1面の大きさのところに6人分、それが数枚もあると、普通はそれだけで全部読む気は失せてしまいます。

そんなもの読むより、資格試験の勉強をしたり、ビジネスに役立ちそうな本を読んだほうたよっぽど有益だし、面白いテレビを見たり、ゲームでもしていたほうが、ストレス発散にもなり精神衛生上のことを考えるとよっぽどマシと思ってしまうでしょう。

特に、活字離れ・新聞離れの現代、ニュースなどでも、テレビのニュースをみて、興味あるものだけネットニュースでヘッドラインをチェックし、その中でも必要なものを取捨選択して読むということに慣れた人たちは、まずいちいち広報に載っている候補者の言い分なんて一字一句読まない。

つまり、どんなに立派な政策を訴えたとしても、よほど興味でもないかぎりじっくり読んではくれないのです。 いかに読ませるかというところがポイントになってきます。 読んでくれなければ、スタートラインにも立てないということになってしまいます。

いろいろなアピール

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広報などをみると、限られたスペースにいかに自分の政策や理念を簡潔にポイントをしぼってわかりやすく伝えてられるかがみえてきます。

これにより、その人の頭の良さまで判断というのは少しオーバーですが、少なくとも、文字の大きさ、レイアウト、文章の読みやすさなどで、その人が自分の考えをきちんとわかりやすく説明できる力があるかというのがだいたいわかってしまうものです。

下手をすると候補者の能力や性格まで透けて見えてしまう広報

自分のスペースに、びっしりと小さな文字でいっぱい書き込んでいる候補者がいました。

虫眼鏡で見てもちょっと見るのが厳しいというくらい小さな文字で書かれていました。 そして、それでも読んでみると、なんか専門用語がでてきたり横文字が出てきたり・・・ 小さな文字を見た瞬間、この候補者は無いなと思ったのですが、案の定、内容も学者肌なのか、専門用語や横文字のオンパレード。

 

有権者に自分の考えをわかってもらおうという努力が感じられません。

それでもいいし、専門的なことがわからない人なんて相手にしないという候補者であれば、それはそれで自由かもしれませんが、ちょっと残念な気がします。

有権者の何人が、興味をもつだろうか。 ものすごく知識が豊富で、立派なことが書かれているかもしれないし、行動力もある人かもしれませんが、残念ながら興味すらわかないのです。

もう一人、すごく文字数が少ない候補者がいました。 箇条書きで4~5つぐらいの項目を挙げていましたが、簡単すぎて、しかもその内容をみると???というようなものばかり。

確かに読みやすいのですが、本当に深いところまで勉強していて、練りに練ってそこまで洗練して文字数をしぼっているとは思えないような内容でした。

もちろん選挙ですから、それが良いという人もいるとは思います。 広報にのせる候補者のアピールだけでも、いろいろと考えてみると、候補者たちの性格やクセなども見えてきて、なかなか面白いものだなと感じました。